くりたのブログ
次々と。
行きつ戻りつはありながら、日毎に春が加速度をもって進む、ここ数日。
店近くの高瀬川の桜も、もう、3〜4分、といった感じ!
肌寒い日中だった今日も、少し冷たい風に小さな花弁を震わせながらも、
朝より昼、昼よりも夕方、と、景色は少しずつ変わっていて、
着実に開花が進んでいること、感じています。
市内の桜情報も、どんどんと耳に届くようになっていて、
今はやはり、枝垂れ桜が見頃!となっているエリアが多い様子。
今日お聞きしたところでは、
御所の近衛邸の糸桜や、
本満寺の枝垂れ桜(→円山公園の姉妹桜!)、がまさに今!といった感じ、
そして円山公園の枝垂れも、ほぼほぼ満開!とのこと、です。
ソメイヨシノは、まだどこのエリアも3.4分、で、これからいった感じが多いようですが、
来週半ばには、見頃の時となるんじゃないか、と思います。
いよいよ、ですよねー。今年もその咲き誇る見事な姿、目に留めたいと思っていますー!
さてお写真。
キラキラと美しく輝くこの姿!
青森は下北半島からの、「サクラマス」です!
桜の花が咲く春に遡上し沢山獲れるから、その名がある等言われています。
サケ科に属する、このサクラマス、
鮭と同様、川で生まれて成長して、
海に下って1年程過ごして、産卵前にまた生まれた川へ戻る、
というのが基本生態なのですが、
実は海に降りずに生まれた川で一生を過ごす、という2パターンがあって、
成長し、海へ下ってまた戻ってくるもの(=降海型)が上のサクラマス、で、
一生川で過ごすもの(=陸封型)は、ヤマメ、なんですよね。
ちなみに、ヤマメと似た渓流のお魚で、
大将が今の時期上桂川にせっせと(!)釣りに出かけている「アマゴ」も、
ヤマメと似た成長過程を辿るのですが、アマゴの降海型は、「サツキマス」なんですね。
いずれにしても、片手で掴めるくらいだったものが、こんなにも大きく銀化して、
同じものとは思えない程に見事に変貌を遂げるんですもんね。
いつ見ても本当に驚きです!
外見のみならず、透き通って美しい濃いサーモンピンクの身は、
やわらかくて、とてもすっきりとした、上品な旨味。
バランスの良い美味しさは、実にほっこり!いたします。
店ではこれからしばらく焼物にしてお献立に登場予定です。
春の味覚です。皆様、是非に!