くりたのブログ
大寒波。
大寒波がやってくる、との言葉通り、朝から雪景色だった京都市内。
午後には一旦積もった雪も溶けて、という状況ではあったのですが、
夜が近づくにつれ、また一段と冷えて雪がちらつくようになって、、、と、
久しぶりに雪の寒さに悩まされた、1日でした。
底冷えのじりじりくる冷たさとはまた違う、がつんとくる雪の寒さ。
今晩もまた少し降って、明日は路面が凍って、というような感じになりそうです。
明日ご来店のお客様、どうぞ足元お気をつけていらして頂きますようにー。
(そして、この週末にぐじしゃぶを御注文を頂いておりながら、
雪で到着のお日にちをご変更頂いた皆様へ。
急なお日にちの変更をご快諾、そしてご対応頂きましたこと、
この場にて改めまして心より感謝申し上げます。
お待たせして申し訳ありませんが、渾身のものお届けしますので、
どうぞ、お楽しみになさって下さいませねー。)
いつだって冬は、「寒い寒い、、!」と言いながら過ごす、「寒がり代表」の私ですが、
ここ数日は、「寒がらず代表」(=暑がり代表)の大将さえも、
「これは、さすがに寒いな、、、、」と、音をあげるほどで、
そんな日は、あったかーいもんが、本当に嬉しいですよね。
それは例えば、「蕪蒸し」。
寒くなってしっかりと甘味を増した大きな蕪をすりおろし、
卵白等のつなぎを混ぜて、穴子やエビ、百合根等の具材をくるんで蒸して、
最後にあつあつの「あん」とろっとかけて仕上げる、
京の冬の代表格!のお料理です。
この「あん」のかたさ、実は、寒さの加減によって、微妙に変えております。
凍てつくぐらいに寒い時には、温かさがしっかり残るよう、かためのあんに。
寒いけれど、まだ許容範囲内!という時には、あんもゆるめに。
という風に、ちょうどの温度感、身体が温まって心地よい感じにもっていけるよう、調整しております。
「昔は、あまりに寒い日なんかは、
お造りよりも先に、最初にかためのあんの蕪蒸しをお出ししたこともよぉあったんやでー!」
と、大将。
流石に、そこまでの寒さは近年少なくなっておりますが、
身体が内から温まる、嬉しい冬のお献立なんですよねー。
蕪蒸し、これからまだしばらくは登場予定です。
寒い今こそぴったり!なお品ですね。