くりたのブログ
丹波枝豆。
あっという間に、10月もあと1週間ばかり、ですねー。
一昨日には三代祭の時代祭も終わり、
でも変わらず、町なかはインバウンドの波が続き、賑やかしい雰囲気が続いております。
外国からの観光客の方の目には、あの時代風俗行列は一体どう映ったのかな?と、
興味深いところなのですが、
煌びやかで荘厳な時代装束を纏った行列の風景、きっとインパクトは強いことだろうな、と想像します。
時代祭といえば、大将、昔、行列の「神饌講社列」に参加したことがあるらしく、
お祭り前後には決まってその話になるのですが(!)
神饌講社列、「時代祭の当日の神饌物を奉納する人々」というお役で、
代々京都の料理組合の方々がそれを担当する、というのが習わしなのだそうです。
そして、年齢の若い料理人がその役目を担うことになるということで、
まだ若かりし20代のころ(!)その任を仰せつかったのだそうです。
そこそこ暑さの残る中、神官の格好をして頑張って歩かなあかんのが、ほんまに大変やった!らしく、
他に思い出はないんですか、とお尋ねしても、それ以上の話はいまだ引き出せずにいます(笑)
確かに、長ーい行列のほとんど最後尾の方に登場する配役なので、
待ち時間も長いし、西日はきついし、、と言う感じだったのでしょうね。
でも実は、行列の順番から言うと、紫式部、清少納言、小野小町、等、
キレイどころ満載!の平安時代婦人列(→花街の方が担当される)のあと、なので、
艶やかで、悪くはないはずなのですが、そんなん、何の接点もなかった!とのことでした。
雅で華やかな行列の裏には、大変な苦労もあるのですねー。
さてさて、そんな10月後半ですが、
お待ちかねのこんなもの、やっと入荷が始まりました!
丹波の黒豆の枝豆、です!
産地はもちろん、丹波篠山産。
本来黒豆(黒大豆)を収穫するために栽培している枝から、
それが成長しきる最終段階の前、若い鞘のうちに「枝豆」として刈り取り、
それを食す、というのが黒豆の枝豆。
この状態で収穫できるのは、10月のわずか2週間ほど、と、とても短いんです。
なので、市場での流通もさほど多くはなく、
見かけたら、タイミングを逃さず入手する、というのが必須、なんですよね。
濃厚で、旨味、甘味があって、本当に、美味。
がさっと食べたい一般的な枝豆(もちろんそれはそれで美味しい!んですが)とは、
ちょっと一線を画す、深くて濃い、味わい。
一鞘ずつ、一豆ずつ、じっくり楽しんで味わいたい!と思わせてくれる、力のある枝豆なんです。
本場丹波の黒豆の枝豆、
これからあと僅かですが、八寸の中のおひとしなとして登場いたします。
これも間違いなく、秋のお楽しみ、の一です。美味ですよーーー!