くりたのブログ
きごしょ。
9月も半ばだというのに、
いまだ、居座る蒸し暑さ!との根比べのような日々が続いている京都市内です。
先日のニュースによると、
猛暑日と熱帯夜が年間50日を超すのは今年の京都が史上初、なんだそうで。
少々身体が例年よりもバテ気味で、こ、これは年齢のせいなのか、、
と、悲しくなっていたのですが、
そんだけ暑いならこれは致し方なしでしょう!と、
妙に納得、気を取り直しながら過ごす、今日この頃です。
でも、高瀬川沿いの植え込みからは、夕方になると虫の音もきこえ、
耳だけは涼しくて、ますますの秋の訪れを心待ちにしています。
さてお写真。
夏の終わりから秋にかけて市場でよく出回るこの葉っぱ、
「きごしょ」です!
これ、なんの葉なのかといえば、
近づくと、唐辛子の実!
「きごしょ」とは、唐辛子の葉のことなんですねー。
京都では、「きごしょ」「きごしょう」などと呼ぶのですが、
「木胡椒」からきた呼び名である、なんて説もあります。
このきごしょをシンプルに、甘みとお醤油加減で炊いたものが、
「きごしょの炊いたん」。
京都では各ご家庭で炊かれることも多い、定番のおばんざい!なんですよね。
店では焼物の付け合わせに使ったりします。
葉っぱを茎から外すことから始まって、一度湯がいて、水にさらして、
丁寧に空炒りをして、、、と作業は続いていきます。
葉にも少しだけ感じるピリッと感と、心地よい苦味、
しみじみと美味しい、大人味。
ほっこりする、この時期ならではのお楽しみなんですよーー!