くりたのブログ
衣かつぎ。
9月ですね。
先日の台風以降、少し空気が入れ替わったのか、
ここ数日、夜はクーラー要らず!で、幾分凌ぎやすい日が続いています。
でも、この週末はまた残暑がぶり返すとの予報もありますね、、。
温度差に振り回されることなく、気を緩めず過ごしたいと思う今日この頃です。
さて、お写真。
今からがますます美味しくなる、「小芋」です。
店ではこの時期の定番アイテム、産地は丹後半島の浜詰エリアからの、
「浜詰小芋」といわれる、色白の小芋なんです。
砂地で栽培されるので、キメが細かく、ほっくりするのが特徴で、
色味も白いので、お皿の中でもとても色馴染みの良い、優れものなんです。
店では、シンプルに柔らかく蒸して、八寸の中のおひとしなに。
下を少しカットして、皮部分を押すとするっと剥けるような体裁になっています。
この状態にしたもの、「衣かつぎ」(きぬかつぎ)とよく呼ばれますが、
古の女性が顔を隠すべく衣を被った折、布越しに白い肌が少し覗いている様子が、
似ているからということからきている、などと言われています。
なんとも奥ゆかしい呼び名ですよねー。
さて、まだ残暑に悩まされる日もやって来るかとは思いますが、
季節は日ごとに秋へと移っていきます。
秋食材もどんどんと登場し出します。
美味しいものに事欠かない、楽しみなシーズン、いよいよですねー!