くりたのブログ
ブラッドオレンジ。
お写真、「ブラッドオレンジ」です!
名の如く「血のような」真っ赤な果肉が特徴で、
赤いオレンジジュースの正体、としてご存知の方も多いかもしれません。
イタリアの地中海沿岸が原産で、
本来、温暖な気候でないと栽培が難しいとされているオレンジなのですが、
写真のものはなんと国産、和歌山県!のもの。
近年、この和歌山の他、愛媛県、広島県などでも盛んに作られており、
温暖化の影響により、日本でも暖かいエリアを中心に栽培が可能となっている、ということなんですよねー。
濃い甘み、爽やかですっきりした酸味、
そして、ならではの独特なコクが、ジューシーな果肉から溢れ出ます。
非常に魅力的な味わいで、間違いなしの美味しさを持つ、
この国産のブラッドオレンジですが、
実は数年前までは、ブラッドの特徴でもある果肉部分が今ひとつ真っ赤ではなく、
切ってみると、オレンジ色と赤色のマーブル状になっているものが多い、という印象がありました。
聞けば、果肉を真っ赤に育てるのはなかなか難しい、とのことで、
赤くしようとすると、どうしても外側の皮の表面が汚くなってしまうらしく、
そうすると、日本では流通にのせるのが難しくなってしまう、という現状があり、
味は良く、中は赤くしつつ、かつ見た目もキレイに、というバランスで栽培するのが、
非常に難しい、という話をよく耳にしていました。
でもここ最近は、そこも見事にクリアー!された、
赤い果肉のものに当たる割合が多くなってきているように思います。
真っ赤で、美味しくて、インパクトも満点!
さらなる進化が一層の魅力となっている、オレンジなんです。
ブラッドオレンジ、店ではこれからしばらくお食事後の水物としてお出し致します。
個性的なその魅力に痺れますよー!
皆様、是非にー。
もちろん、マーブル状でも味は抜群!だったのですが、
真っ赤だと、また迫力が違いますね!