くりたのブログ
じゅんさい。
いよいよ4月も最終週、
食材も、春の名残りから次の季節にかけて、
というものが少しずつ移りかけている中、登場しているのがこんなもの。
お写真、「じゅんさい」です!
もちろんまだ「出始め」ではありますが、
兵庫は三田より、手摘みのものが入荷し始めました。
よく、じゅんさいって、一体何者なんですか?という、
「得体が知れぬぞ」、とのニュアンスのご質問をよく頂くのですが、
これ、スイレンなどと同じく、池や沼で葉を水に浮かべ生育する水生植物の一つ、なんですね。
春から夏にかけて茎の先から出る「新芽」の部分が、
ゼリー状の透明な粘液で覆われる、という構造をしており、
そこがいわゆる食用とされる部分、なんです。
つるん、ぷるん、とした、
独特の、食感、喉越し。
正直に言えば、さほど特徴的な「味」がある訳ではないんですが、
この、舌の上でつるつる踊るような、
そして、それをとらえて噛んだとき、
ぷちっ、弾けるような、
特有の、じゅんさいならでは、の感覚。
これが、たまらん!のです。
もう、じゅんさいが登場する季節になりました!
次の季節のはじまり、はじまり、ですー!