くりたのブログ
板わかめ。
お写真、「板わかめ」です。
上のものは、京都の丹後、間人(たいざ)から。
新物が出来たらお教えくださいー!と、
懇意の現地販売元さんにお願いをしていたところ、
青々とした今シーズン最初の一番狩りのもの!が店へ届きました。
春に解禁を迎えた若布を漁獲した後、
真水につけてええ塩梅まで塩を抜いて、
その後、隙間なく板の上に並べて、天日で干す、
という工程で出来上がる、この板わかめ。
書いてしまえば非常にシンプル、なように思えますが、
きっとそこには微妙なコツ、タイミング、等、があって、
それによって、風味に違いが出たり、というのが、
この直球食材の難しきところ!
もちろん、その素材の良さ、ということは大前提として、
シンプルなものほど、奥が深いよな!ということ、いつも思います。
板わかめ、
このままでも十分に美味しいのですけれど、
(おそらく、お酒の傍らには間違いなく寄り添ってくれるものと思われます!笑!)
店では、板状のままちょっと焙って、
ぱりっ、ぱりっと、程よく割って、
この時期美味しい、他食材と組み合わせ、
炊き込みご飯の、一アイテム、に。
板わかめは、一番最後に上からぱらっと添えるのですが、
炊きたてご飯の湯気に触れて、新鮮な若布の香りが、
椀からふわわっと、漂います。
板わかめ、これからしばらくお献立に登場予定です。
この軽やかで爽やかな、磯の香り。
春ならでは、ですよね!