くりたのブログ

将軍塚青龍殿。

4月、ですね!
時折暑く感じるくらいの、ぽかぽか陽気の続くここ数日。
京都市内、桜も引き続き満開のエリアが多く、
町なかも、シーズンならではの華やかで軽やかな雰囲気が漂っているように感じます。
見えぬ敵の動向は変わらず気になるところではありますが、
春らしい新年度のスタート、張り切って参りたいと思いますー!

さてそんな今日は、桜散歩のお話を。
休日だった一昨日のことになりますが、ちょっと近場へお花見に出かけて参りました。
場所は、「将軍塚青龍殿(しょうぐんづかせいりゅうでん)」
元々、「将軍塚」の名で知られている東山ドライブウェイの山頂に、
平成26年、天台宗の寺院「青蓮院門跡」の飛び地境内大護摩堂「青龍殿」が建立されて、
国宝「青不動」の複製を拝することができるのはもちろん、(本物は奥殿に安置されている)
市内が大パノラマで一望できる併設の「大舞台」や、
四季折々で咲く様々な花が見所となっていて、
いまや、京都の新たな名所の一つとして、人気の観光スポットとなっています。
そして、今、まさに桜が見頃だということで、
朝一番に、出掛けてまいりました。

ちなみに「将軍塚」とは、ですが、
8世紀末、桓武天皇が四条通の延長線上、真上にあたるこの地を訪れ、
京都を都とすることを定め、安泰を願う意味で、
ここに高さ8尺の土人形に甲冑を着せた「将軍像」を埋めた塚をお造りになった、というのが始まりなんだとのこと。
その後、天下に異変があるとその前兆でこの塚が鳴動する、という伝説などがあって、
「源平盛衰記」にもその様子が描かれている、んだそうです。

、、と、歴史的に非常に由緒のある場所、なんですが、
私の小さい頃の記憶としては、将軍塚といえば

「バイクでやんちゃに連れ立って走る人たちが多数集ってはるところ」

なんてことが良く言われていて、むやみに近づいちゃいけないエリア、
という印象が少なからずありました。(→あくまでも、ちっちゃい頃、の話です!)
その後、いつしかそんな姿も見かけなくなり、
最近では夜景が綺麗で、デートにはもってこいの場!として認識されるようになってはいたのですが、
どことなーく、心の片隅に小さき頃の刷り込みが残っておりました。
それが、この青蓮院の飛地が新名所として言われるようになった数年前から、
そんな印象はガラリと変わって、昔のイメージは払拭!
春は桜、秋は紅葉、他にも桃、藤、シャクナゲ、等々、
季節により楽しめる新たなスポットとして、今やすっかり観光名所の一つとして定着し、
今に至っております。

これまで、じっくりと訪れる機会を持てずにきていましたが、
この度、小さい頃抱いていた印象は完全に上書き!されました。
そして、何度となくうわさに聞いていた「大舞台」からの景色も、やはり圧巻!でしたー。


境内には、枝垂れやソメイヨシノ、ヤマザクラ等が咲き乱れていました。




傍には、山吹も咲き始めています。

これが、今境内の中にある将軍塚の円墳。

続いては、「大舞台」

この青龍殿、位置的にはちょうど八坂神社の東あたり、
標高は約216メートルのところ、となるのですが、
眼下には、ど迫力の市内一望大パノラマ!
広がる絶景に、圧倒されます。
東から遠くまで見渡す市街地は、主だったランドマークが確認でき、
これは本当に見応えあり、です。

以下は、ちょっと見え辛いですが、送り火の文字いろいろ。
まずは左大文字

続いて、船形




どの文字も、昨年は送り火の中止で火が焚かれなかったためか、
字の跡が判別し難くなっている模様、です。
(あるいは、黄砂の影響もちょっとあったかもしれません。)

そして、西展望台からの景色。
まずは平安神宮
ズームインすると、界隈、桜もよぉ咲いてますよねー!

そして、駅前のシンボル、京都タワー
長らく「ろうそく」を模したデザインだと思っていたんですが、
これどうやら違うらしいですね。
「町家の瓦屋根を波に見立て、海のない京都市街を照らす灯台をイメージ」したものなんだそう。
でも、ちっちゃい頃から和ろうそくだと思って過ごしてたんですよねー(笑!)
しかも私、上の赤い円盤の部分、あれゆっくり回っているもんだとばかり思ってたんですよねー。
間違った認識だらけだった、私の京都タワー。

そして、必ずやりたくなっちゃうのが、自分の家探し!
ということで、店の場所を探してみました。
ちょうど下の写真、黄色の矢印の先、あたりが「くりた」です。
奇しくも、今近くに建ちつつあるホテル工事の青い覆いが目印に(!)
拡大すると、その手前には我らが基準木(!)、高瀬川の桜も見えております。


、、という訳で、将軍塚青龍殿、
桜については満開から少し過ぎ、という感じではありますが、
まだまだ楽しめるのではないかな?と思います。
それに何と言っても、京都の町並みを望む「大舞台」、これはとっても気持ちが良い!です。
見晴らしの良さを味わうのはもちろん、
自分の知っている場所、訪れた所なんかを俯瞰で探すのは、楽しいですよねー。
アクセスは、車のほか、三条からシャトルバスも出ているようなので、
近々でお花見を、と思っておられる皆様、どうぞご参考にまでにー!

 

 

 

 

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