くりたのブログ
鯛の子。
花冷えの1日となった、今日の京都です。
ちょっぴり肌寒くはありながら、桜の開花は進んでいて、
店近くの高瀬川のソメイヨシノは5〜6分といった感じですが、
やはり枝垂れ桜は一足早くて、
醍醐寺はほぼ満開、
御所の近衛邸も今が見頃、
円山公園の藤右衛門さんの枝垂れは7〜8分である、とのお声が届いております。
今週末にかけて、どんどんと見頃になるエリアが増えるのでは?と思います。
また何か情報がありましたら、お知らせ致しますね。
さて、お写真。
今が美味しい、「鯛の子」です!
今の時期の鯛といえば、「桜鯛」とよく呼ばれますが、
これ実は、真鯛(マダイ)の季節の呼び名で、
これから6月頃までが産卵期となる真鯛は、
体色が鮮やかなピンク色になることから、
このように称されるんですね。
そして鯛の身のみならず、この時期ならではの美味とされるのが、
上写真の「卵」、なんです!
濃厚な旨味がありながら、
優しくて、上品で。
ほんの少しを口に入れただけで、
その確かな美味しさを、存分に感じさせてくれる、
本当に力のある、春の味わいの一つ、なのです。
店では、素材の持ち味を最大限引き出せるよう、
あっさりとお出汁で煮含めます。
これからしばらく、八寸のお一品、として登場予定です。
春の美味!です。
皆様、是非にー!