くりたのブログ
寒モロコ。
氷に厳重に覆われて、今、日々入荷!している、これ。
お写真、「寒モロコ(カンモロコ)」です!
琵琶湖の固有種であるホンモロコ、
2月の、寒い時期のものが、特にこう呼ばれます。
朝、琵琶湖で揚がったものが、
氷にしっかりと当てられて、その日の昼過ぎには店へと運ばれくるのですが、
キラキラと美しい魚体は、よく見るとお腹あたりがぷっくり、しています。
そう、お腹には卵を抱いているんです!
この、子持ちであるということも、寒モロコの魅力の一つ。
晩秋から春先までが主に市場で出回る時期であるモロコですが、
特にこの「寒モロコ」の登場を待ちわびておられる、というのは、
モロコ好きさんには、あるあるのお話です!(笑)
冬の寒い間、モロコは水の深いところに留まって、
暖かくなるのを待ちながら過ごすのですが、
その間、身体は水圧を受けて引き締まり、
脂もしっかりと乗ってくることから、
寒モロコが一年のうちで一番美味しい!とされ、とりわけ珍重されるんです。
しかも、卵を抱いた寒モロコは、
心地の良い食感から始まる、卵の旨味、甘み、
そして、身の持つ美味しさが口の中で合わさって、
絶妙な深い調和、味わいを楽しめるんですよねー。
店では、遠火でじーーっくり時間をかけて、塩焼きに。
頭から丸ごと、骨までお召し上がり頂きます。
美味しさを最大限に引き出せるよう、丁寧にお焼き致します。
シンプルでありながら、これがたまらん!のです。
美味、ですよー。
皆様、是非に!