くりたのブログ
我も走る!
師走、ですねー。
今年もあと一ヶ月、、、などという台詞、
ニュースなどでも何度も耳にするようになっていますが、
今年について言えば、なんとも言えんやるせなさ、感じざるを得ません、、。
「ええ!?もう!?」というのは、
例年、12月に思う定番の感覚ではありますが、
こと今年に限っては、
きちんと過ごせた感、があまりにも乏しくて、
どうにもこうにも、の気持ちがいつもより強く残るのですが(!)、
暦はもちろん否応無しなので、
2020年最後のカウントダウン、もう始まっております。
そして、
「店にとり一年最後の試練の月」であるという事実も、
同時に変わらずやってきていて、
このような状況であったにも関わらず、
今年も例年変わらず、最後の月を迎えられておりますこと、
これについては、心より感謝!しつつ、
今、日々作業を重ねております。
試練、それは、
言わずもがなの「おせち」作業!なのですが、
料理屋にとっては、一年の終わりの締め括り、
最後にして、これを終えずしては年を越せず!という、
いわば「総括」の一仕事、
いよいよ、その一連が始まっております。
今はまだ「準備の準備」のようなものが多いのですが、
これから毎日、少しずつ作業を重ねていくことになります。
という訳で、今日も色々と合間作業。
お写真、「ちょろぎ」です!
シソ科の根菜で、
漢字では「長老喜」「千代呂木」、等、
縁起の良い、お正月の食材の一つ!とされています。
紅く染められたものが黒豆に入っている姿で、
見慣れておられる方も多いかもしれません。
さて、このちょろぎ、
店ではまず第一段階の作業として、
両端の出っ張りの1ミリほどを、一つ一つナイフで取り除きます。
もちろん、かなりの量になるので、時間はきっちりと要するのですが、
でも、この作業を怠ると、
出来上がり、仕上がったものを口に入れた時、
ちょっとした違和感が残ってしまう、ことになるので、
この作業は、どうしても欠かせません。
丁寧に、カットいたします。
実は、
「弊店のおせちの中の品目で何がお好きですか?」と
お買い求めの皆様にお尋ねしてみると、
なんと、この「ちょろぎ」がいつも上位にランクインしてまいります。
本当のところを言えば、
これよりももっともっと段階を経て、
仕上がりまでに苦心をする品目は他に沢山あるのですが、
それを抑えてでも(!)
美味しい!というファンが後を絶たない、という、
なんとも小憎い、この食材です(笑!)
(ちなみに大将も、ちっちゃいころから、ちょろぎ好きやってんーーー!と、
ちょろぎ大好き、ちょろぎ推し!笑!)
ともあれ、
美味しいところ、へもっていくための、下準備のカット作業。
大変でも、欠かせませんー!
さてさて、いよいよ12月、
師も走るが、我も懸命に、走ります!
2020年ラスト、頑張ってまいりますよー!