くりたのブログ

チャービルの根。


今日はちょっと珍しい食材のご紹介を。
お写真、「チャービルの根」です!
別名、セルフィーユルート、チャービルルート、とも。
でもまずは、チャービルとは、なんですが、
洋食でよく使われる、ハーブの一種ですよね。
ご存知の方も多いかとは思いますが、
葉の切れ込みが細かくて見た目に繊細で、
スープやサラダ、肉料理の添え物なんかに使われて、
ほのかな甘味、香り、色味が、実に心地よいアクセントとなって、
お皿の中で絶妙な彩りを添えてくれる、ハーブであります。
それで、上写真の「チャービルの根」は、
そのチャービルの根っこの部分、ということになるのですが、
どうも、葉を食す種、と、根っこを食す種、は品種が違うんだそうで、
この、「チャービルの根」の地上の葉は、毒があって食べることが出来ないのだとか。
なんだかややこしい話、ですが。
このチャービルの根、
主に、フランス料理で の扱いが多くて、
スライスにしたものをスープに入れたり、
あるいは焼いて、肉料理の付け合わせにしり、、、、等々、様々に使われるとのこと。
なので、主に素材として流通するものといえば、
フランスからの輸入品が多い中、
写真のもの、なんと京都産!なんです。
「料理に使いたいから、是非、栽培を試みて欲しい」
という、フレンチのシェフからの依頼があって、
僅かながら、生産がされるようになっているらしく、
たまたま市場に出ていたものを、
大将が手に入れてきてくれはりました。
和食にいかに使えるか?
只今、いろいろと検討中。
ちょっと炒めた感じが、非常に美味しい!
ようにも思うので、
炒めたり、焼いたり、の方向で、何か添え物に出来ないかなー、
と、試行錯誤しております。
ほくっと、でもさくっとした歯応えもあって、
甘味、そして旨味、その上、深いコクを感じる、
なんとも独特な、風味があります!
他の食材にもありそで、でもない、この味わい。
非常に、魅力的、ですーーーー!
チャービルの根、
上手くいけば、これから何かの形でお出しできるかと思います。
御来店のお客様で、もし登場に気付かれた方おられましたら、
「お、これかーーーー!!!!」と思っとくれやすねー。
チャービルの根、
美味しいですよーーーー!
でも、流通が少ないので、
おそらく今期はこれが最後の入荷、
になるかと思います。
にしても、新しく出会う食材って、
本当にワクワクするんですよねー。

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