くりたのブログ

点をつなぐ。

今日、大文字の送り火の日、でしたね。
今年は、点火をする部分を一部に限って執り行われる旨、
前もっての案内はあったので、
どんな感じになったのかな?
四条大橋の上は、どんな雰囲気だったのかなー?と、
今、色々と想像を巡らせております。
(中継の録画みて、今からその様子目に留めようと思っています!)
今年は色んな行事ごとが、
「常とは違う」という開催となっているのですが、
大文字については、
昔から連綿と続く民間的「宗教行事」であるため、
異例の形とはなっても、
そこへ向けられる人の思い、それは変わらぬもの、であると思います。
かくいう私、まだ若き学生の頃、
大文字の日だと言えば、出町のデルタ(「大文字」が真正面に見えるのです)
辺りに集まって、心曇りなくその灯った火見上げて、
楽しく仲間と過ごした、記憶があるのですが、
その後長らく月日が過ぎて、
思いにも少しずつ変化があって、
そんな中、
自分が「見送る」立場が実際にやってきてしまって、
初盆でもあったその年のその日、
営業時間の途中ではあったのですけれど、
「一瞬でも、お見送りをしたげなあかん!」と大将から押されて、
ほんの合間に、全力で四条大橋まで走って、
懸命に手を合わせて戻ったこと、
今でもよく覚えております。
何かそこに思いを託すような気持ちで、
兎に角、手を合わせていたこと、思い出します。
本当に有難う、、、という感謝であったり、
頑張ります!という決意表明であったり、
見守っててねー、というお願いであったり。
たとえ、点の点灯だって、
きっと、そこには様々な思いがあって、
皆さん、しかとそこに思いを込めるんですよね。
(だからこそ、いたずらや冗談にもならんようなふざけは、ほんまにあかんと思います)
今年は実際に目にすることは出来なかったのですけれど、
思いは強く!身近に感じる思いのした、本日でした。

さて最後に、
お盆ならではのアイテムを。
お写真、ほおずき(鬼灯)の外皮、です!
見慣れた姿のオレンジの部分を、
丁寧に取り除き、筋の状態にしたもの。
この時期、「器」としての使用で、
脇役ではあるのですが、
これが本当にきれいで、涼しげで!
そこにすっとあるだけで、お盆の記憶がふっと脳裏をかすめたり、
色々な思い出の演出をしてくれる、優れアイテム、なんであります。
暑い時期、食材としては美味しくて滋養があるものを、
というのは、お献立を構成する上で第一となりますが、
同時に、
涼しげであったり、心がすうっと爽やかに、
落ち着けるような雰囲気がつくれたら、、、ということ、
いつも心掛けるところ、です。
お盆過ぎの頃からは、それが自ずと主題となるんですよねー。
さて、最後にご案内となりますが、
店は明日17日(月)〜20日(木)まで、
夏期休業とさせて頂きます。
21日(金)より、通常通り営業とさせて頂きますので、
何卒宜しくお願い申し上げます。

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炊き込み御飯。

京料理 くりた

京都市下京区⻄⽊屋町四条下る
営業時間 11:30〜14:00、17:30〜22:30
定休⽇ ⽔曜⽇

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