くりたのブログ
宵山。
久し振りに雨の気配が無かった、
今日の京都、です。
本当なら、今日16日は、祇園祭の宵山。
朝から、出入りの業者さんの皆さんと、
交わす会話は、見事に同じ!
「ほんまやったら、宵山なんやけどねー、、、、、」
もっとバタバタしたり、町中が活気で漲っていたり、
するはずなのですが、今年はそれがありません。
お神輿さんを担がれる方など、
本当に寂しくて残念だ、ということ、切に仰います。
観る側の私だってこんだけ寂しいんだから、
毎年担がれている方など、そら、然もありなん、かと思います。
来年こそは、いつも通りの勇姿が観られますように。
(兎に角、ワクチンが早く出来ますようにーーーーーーー!)
さて、店のお献立には、
この時期ならではの、こんなものも登場しだしております。
お写真、「新の銀杏」!です。
もうすでにイチョウの木には銀杏が生り始めていて、
それを敢えて今収穫する、言わば早採りの、ぎんなん、なんです。
中を覗くと、こんな風!とても鮮やかな、緑色。
この色目から、この時期の銀杏のことを、
「ヒスイ銀杏」と呼んだりもするんです。
色もさることながら、
この新ぎんなん、秋のものとは随分と違う点が多いんです。
まずは、食感!
初めてお召し上がり下さる方の感動が薄れてしまっては、
楽しみ半減!なので、
具体的な詳細は申し上げませんが、
「こんな食感とは、思いもしませんでしたー」!」
「この感じ、初めて、です!」
と、そこには必ず「驚き」があるんです。
そしてお味も、今の時期のものならでは、の独特な風味があります。
この新ぎんなん、
毎年、宵山の辺りから入荷が始まって、
8月の半ば頃まで、お出しする予定、となっております。
その一ヶ月程の間でも、
少しずつ、少しずつ、入荷毎に変化があって、
徐々に成長をし、秋のものに近づいていくこと、よくわかるんですよー!
夏の間のお楽しみ、新ぎんなん、
これからしばらくお献立に登場予定です。
皆様、是非にーー!
そして、今日は宵山ということで、
一年のうちこの日にだけ販売される、
祇園祭にちなんだお菓子、
「行者餅」も手に入れてまいりました。
東山安井の、柏屋光貞謹製。
柔らかな求肥に、山椒の味噌餡。
毎年変わらぬ、安心のお味、
ほっこりいたしますー!