くりたのブログ
似魚。
業務後の、1日が終わったこの時間、
次の日の仕込み&準備作業に勤しむのが、
日々の大事な繰り返し、です。
、、と本日も、今日の仕込みは何かなーと、大将の作業を横目に見ていたら、
バットの中にあったのが、これ。
手前は穴子に、奥はうなぎ!
別々でいたなら、見た目の違いを確実に説明が出来そうにないお二方が、
バットの中で一堂に会しておりました。
実は、
最初に作業横を通った時には「穴子」のヒレ切りの途中で、
お、明日の穴子御飯、ちらし寿司、用だなー、と、
思っていたところ、
次に横を通った時には、
それが「うなぎ」のヒレ切りに変わっていて。
あれれれれ、さっきは穴子やったはずやのに、
見間違えだったか?いやいや、似てるとは言うてもな、、と、
立ち止まりじいっと確認をすると、
二者同時に作業を進めている、という状況であったのでした。
なんか、似てるもんふたつが一堂に会す、って感じですねー、と、
思わず口にしてみたら、
ん!?料理人としては、調理をする時の扱いが違うから、
似てる、という感覚は薄れてるけど、、、似てるっちゅぁー、似てるかなあ。
と、大将。
もちろん、そうなんです、当然別物なんです、
でも、
細長くてぬるっとしてて、大きさもほぼ同じで、という姿形のことだけで、
なんとはなしに、似てるなー、と思わず思ってしまうのです!
そもそも両者は、
住む世界も違うし、
(穴子は海、うなぎは川というか、厳密に言えば生まれは海で、うなぎの姿になるのは川、の回遊魚)
栄養価も違うようだし、
しかも料理法も違えば、完成したお料理としての形も違うし、
それぞれの美味しさが確立されていて、
もちろん、違うお魚だ!との認識はありながら、
でも、
この調理前の生の状態の姿は、似てるよな、と思ってしまうんだよなー、と、
小さく呟いています(笑!皆さん、そんなことないですか?)
ちなみに、
手前のこれが、穴子で、
奥のこれが、うなぎ。
並べると、そらもちろん、全く、全然違うんですけれどねー!!!
うなぎの方が色も青黒くて、顔もしゅっとしてます。
穴子の方が、あごラインが丸みを帯びた感じ、でしょうか。
、、と、今日は、
穴子とうなぎ、並べてみると?のお話でした。
店では、なかなか一緒、同時での姿を見かけないこの両者、
(これはただただ、タイミング、ということだけなのではありますが!)
並べば、似て非なるもの、であること、
再確認!致しました。
これから各々、さらに美味しい形、お料理へと、
それぞれ変化を遂げていきますー!