くりたのブログ
花菜。
寒くなったり、暖かくなったり、
振れ幅があまりにも大きすぎて、
何かと過ごし辛い、ここ数日です。
しかも極端に気温が上がると、花粉まで一気に舞い出したりしていて、
試練の多い、この2月です。
さて、そんな中、
もう春食材、どんどんと登場いたしております。
お写真、「花菜」です!
京のブランド産品にも認定されていて、
京都では長岡京市での栽培が盛んです。
起源は明らかではないようなのですが、
もとは切り花用として栽培されていた「伏見寒咲なたね」の蕾の部分が、
食用として利用されるようになったもの、なんだそう。
これが市場に並び出して、
優しい緑色がぱあっと目に入ると、
ああ、もうこんな時期やな、春がやってくるんやな、と、
一気に春スイッチがぱちっと入る、
そんな春食材の一つです。
どことなく苦味があって、
でも奥に柔らかな甘みがあって。
鼻から抜ける香りは、なんとも春!で。
小さき頃は全く美味しさが分からなかったけれど、
大人になったら妙に好きになる、
むしろ欲してしまう、
という食材の一つ、でもありますよね!
花菜、これからしばらくお献立に登場予定です。
春、そこまで来ています。
皆様、是非に!
余談ですが、
母がとりわけ花菜のこのほろ苦い感じが大好物で、
その好みのバイアスがかかって、
子供の頃、春先には何度もこの花菜が
食卓へ上っていました。
当時は、
何が美味しいのか理解できないっ!と、
大ブーイングの嵐で抵抗していた
記憶があるのですが、
いや、いやいやいやいや。
こんなに美味しいとはなー。
苦味が心地が良いし、
蕾の食感は他の葉物にはないし、
芥子和え、ワサビ和え、胡麻和え、
なんだって合ってくる、
このほっとする感じはこの上ないし。
今では自分が大絶賛(笑!)