くりたのブログ
フキノトウ。
微妙な寒さ加減の続く、ここ数日。
お、寒くなりそやな、と身構えたかと思ったら、
今日は手袋いらず、の日に逆戻り。
「服装に迷いますね」、という話ばかりが飛び交う、今日のこの頃です。
そんな二寒五温、とでも言えそうな、ここ最近ですが、
これが、暖冬、ということなのかもしれませんね。
このまま冬が終わる、なんてことは、きっとないとは思うのですが、
こうなると、食材へも色々と影響が出てくることは必至なので、
何かと気にしながら過ごしています。
さて、そんな折にも、というお話になりますが、
お写真、「蕗の薹(フキノトウ)」です!
早々の入荷は、三重県宮川流域エリア、から。
促成栽培のものではありながら、
ああ、もうこんなんが出回りだす時期なんやなー、と、
その登場に、思わず顔がほころびます!
フキの花芽、蕾の部分である、フキノトウ。
まだまだ寒くはありながら、
次の季節への準備ははじまっているぞ、ということ、
その気配を感じられる食材として、
必ず名の上がる山菜の一つ!ではないかな、と思います。
きれいに一つずつ掃除をし、綺麗にして、
アクを抜く、という工程がこれから何度も繰り返されていきます。
なんとも言えん、
柔らかな、黄緑、紫、の混じった優しい色目、
そして、出来上がりを口にしたときの、
心地の良い、ほろ苦い風味。
フキノトウにしかない、味わい、なんですよねー。
フキノトウ味噌にしたり、揚げてみたり、、、等々、
色々な調理法はありますけれど、
店では、
この時期ならではの「甘味」に仕上げます!
甘いんだけど、ちょっとしたほろ苦さが、
身体に心地の良いアクセントになるような一品、にいたします。
これから作業を重ねていきますので、
お出しするのは、季節がまた少し動いた頃、になりそうです。
美味しいですよー!皆様、是非に!
これ、まだ生の状態ですが、
一旦水に落とすと、
色味がこのように一層鮮やかに。
この時点ではまだアクも相当きついのですが、
何工程も経ると、
アクは消え、それが程良い風味ともなって、
持ち味がぐぐぐっと引き出されて、
美味しい「甘味」へ、と、
変わっていくんですー!