くりたのブログ
赤万の翁ありけり。
唐辛子の類が美味しい季節になってまいりました。
上写真は、赤万願寺。
皆様ご存じの万願寺とうがらしの、赤いもの。
緑色に大きく育った実を、茎についたままで赤くさせて、
その後収穫する、という、
いうなれば、「完熟」状態の万願寺!なんです。
なので、
思わず、辛いんじゃないか?と思ってしまう見た目ではありながら、
これが、非常に甘くて味が濃い、んですよねー。
時期的に盛夏から晩夏にかけて出回ることが多い様に思いますが、
この赤い発色の良い色目がお皿の中の彩りとして
とっても使いよい!ということもあって、
今年は早々にお献立の中に登場いたしております。
で、大将、
今日も、さささ、仕込みを!と、
仕入れの袋を取り出したら、
見過ごすことが出来ない光景に出くわしたらしく、
すごいの出てきたでぇ!
見て見て見て見て!ということで、
わざわざ仕事の手を止めてまで確認をさせられたのが(→言葉がきつおすか!?笑!)、
これ。
顔に見えるやろぅ?!!!!!!!
と。
いや、ほんまですね、確かに。
というかなんか、翁感がスゴイ、ですよね、
なんか達観の境地のオーラ、というのか、、、、。
しわに歴史刻まれる、というのか、
なんか、おきな、的な、、、。
やろぅ?
まぁ、、、はい、、、。
という会話を、
手を止めた上で仕事の合間に繰り広げた後(→きつおすか?大笑!)
流石にこれを今使うのは、忍びないなーということで、
これ(彼か?)以外の万願寺で、仕込みを致しましたとさ。
めでたし、めでたし。
とはいえ、
私としてもなんだか惹かれるところあって、
どう見たら格好良く写るやろな、
なんてこと思いながら、
横顔も写真におさめましたとさ。
確かに渋いな。
ヘタが烏帽子にも見えてくるからな。
フォトジェニック、どす。
おしまい。