くりたのブログ
赤万願寺。
お写真、「赤万願寺」です!
京都の夏野菜として、広く知られるところの、
「万願寺とうがらし」、その赤い版、であります。
万願寺を含め、この夏も色々な唐辛子、
お献立に登場しておりました。
万願寺はもちろん、伏見甘長とうがらし、
山科とうがらし、鷹ヶ峰とうがらし、
等々、、、、京都産の唐辛子、
実はいくつか種類があります。
でもおそらく、
その中でも一番全国的に流通しているのが、
この万願寺とうがらしですよね。
この夏もスーパー等で見かける機会、
多かったのではないでしょうか?
大正末期から昭和初期にかけて、
京都府の舞鶴市万願寺地区で誕生した、とされる、
万願寺とうがらし。
実は来歴としては、比較的新しい、んですね。
(伏見甘長などは、発祥が江戸時代、という説があります)
在来種の伏見群と、外来種のカリフォルニアワンダーの交配種である、
ということが言われております。(近畿農政局 京のブランド産品ページより)
果肉は肉厚で、大きく、
程よく柔らかくかつ適度な歯応えもあり、
焼いても炒めても煮ても、幅広く使える万能選手。
昔は入手したものの中に数本は激辛の種が混じる、
なんてことも多々ありましたが、
おそらく、品種改良、よりよき栽培方法等、工夫が重ねられ、
今では辛いものに出会う機会も少なくなって、
「たまに辛いものがありますので、、、、」などと
お客様にご説明をすることも、すっかり無くなりました。
で、そんな万願寺なのですが、
上写真のものは、赤い、のです。
これ、枝上で完熟させてから収穫をしている、というものなので、
じつはとっても甘い、のです。
緑のものよりも一層甘みが増していて、
果肉もさらに柔らか。
赤いものならでは、この時期ならでは、の
風味があるんですよー。
赤万願寺、
これからまだ夏の名残の感じられる
時期の間は、登場予定、です。
まだまだ暑さが残るとはいえ、
これからどんどん食材も
季節が移ってゆきます。
という今日は8月ももう30日!
明日でこの月もラスト!です。
最終日、頑張って参りましょうねー。
見た目辛そうなんですよねー。
でも、甘いのだー。