くりたのブログ
刻み昆布。
今日はちょっと珍しい食材のご紹介。
お写真、「刻み昆布」です!
ただの刻んだ昆布なのか、と言えばさにあらず、
これは、「白板昆布」を細かく刻んだもの。
白板昆布、これまた一般的には聞きなれないかもしれませんが、
鯖寿司にのっている、甘酸っぱい昆布、あれのことなんです。
柔らかくもありながら、
独特の食感、やさしい歯応えがあるのが、特徴。
この刻み昆布、
店では今の時期のお献立の主役、
「筍」のお料理の中の一つに、
組み合わせる形で、使います。
筍のお料理といえば、
木の芽和えにしたり、淡い出汁でさっと炊いたり、と、
色んな形がありますが、
(店のお献立ではあまりお出ししないのですが、
他にも天ぷらにしたり、甘辛く濃く味付けしたり、
ご家庭の定番で言えば、若竹煮にしたり、等々、本当に色々ありますよね)
刻み昆布と合わせる、店のこの筍料理は、
ほんの少し酸っぱいお加減の、一品。
筍の旨味、甘み、
そこにほんの少しの酸っぱさが加わって、
さらに、このお昆布が実にうまく側に寄り添って、
まさに、調和の妙!
それはそれは、うまい組み合わせ、なんです。
刻み昆布ならではの、
独特の食感がこれまたアクセントととなって、
心地が良い、のです。
刻み昆布、
というよりも、刻み昆布の登場する、筍のお料理、
今シーズンは、4月一杯まではご用意出来るかと思います。
筍好きの皆様、是非にー!!!
食感が、いいんです。
おぼろでもない、
もちろん、とろろでもない。
独特の、歯応え。
クセになるんだな、これが(笑)!