くりたのブログ
子持ち鮎。
キレイに箱の中に整列して入荷した、
この見覚えのある、清涼感のある、魚。
お写真は、鮎!
でも、鮎はあゆでも、
「子持ち鮎」なんですーーー!
晩冬の 氷魚、春先の稚鮎、
そして、初夏から夏にかけての成魚の鮎、、、、と、
その成長時期により、色々な楽しみ方が出来る、鮎。
お腹に卵を抱いた「子持ち鮎」は、
まさにこれからがシーズン!なんですね。
今の時期の味わいと言えば、
やはり、卵の風味!
子に栄養がいってしまうので、
身の旨味は夏の鮎よりも淡白な感じではあるのですが、
その分、卵に旨味が凝縮されています。
しかも、食感が◎!
この卵のもつ「美味しさ」を存分に味わえるように、
ということで、
色々と料理法を考えていきます。
夏の鮎は、「塩焼き」にするのが大定番!で、
なるだけシンプルに、という鉄則が
最大限に発揮できる時季なので、
どうしたって、そこに行き着いてしまう。
でも、この子持ち鮎は、
料理法やその他素材との組み合わせ、等々、
色々と楽しめる、のが、強み。
少し手を加えることで、
その持ち味が無限に活きる!んです。
で、写真の鮎。
これは、甘辛く炊いて、甘露煮に!
第一段階として、まずは、素焼きにして。
いい具合に焼き上がった後、
じっくりと甘辛い炊き汁で煮含めていきます。
まずは、串を打って、卵を出して。
じっくりと、焼いて。
焦んがり、と、、、
まずは、このような段階に。
この時点でも、十分に美味しそうな気もするのですが、
これからも作業は続いて、
甘辛く、炊き上げる、という工程に入っていきます。
甘辛の風味と、鮎の旨味がしっくりと合わさって、
これは、まさに秋味!!!
そのままでも美味しいですし、
例えばちょっとの日本酒などが傍らにあっても、
それはとっても良し!です。
おんなじ「鮎」なのに、
その時々で料理法や味わいが変わる、というのも、
鮎って、素材としては本当に魅力的なんですよねーー。
子持ち鮎、これから日によりお献立に登場予定です。
皆様、是非に!