くりたのブログ
都をどり。
久しぶりに一日晴れ間の保った、京都です。
朝から「やっと、晴れましたね」の会話が何度あったことか!
青い空のなんと気持ちのよいことか!
晴天ばかりが、良い、とは言いませんし、
晴れたり曇ったり雨降りだったり、がお天気なのではありますが、
やっぱり青空は、気持ちよろしおす!
じめじめ、じとじと、からの青空!はこんなに心地良いものなんですよねー。
さて、そんな雨の合間を縫って、
先日観に出掛けたのは、「都をどり」!
出向いたのは数日前の昼、で、
それこそ雨降りの真っ只中!だったのですが、
お客様でほぼ満員、特に外国の方の多いこと!
お天気悪い時は屋根のある場所が混み合う、というのは、
まっことその通り、というような状況、でした。
毎年春4月、祇園甲部歌舞練場にて催される、
京都五花街のひとつ、祇園甲部の春のをどり。
今年で143回をむかえられるそうです。
毎年観るのを楽しみに、春に出掛けるのですが、
今年も華やかで可愛らしい舞台、
たっぷり堪能させて頂きました!
開催143回目となる今回は、
「花都琳派染模様」と題し、
琳派400年にちなんだ構成になっている、とのこと。
華やかさあり、可愛らしさあり、
しっとりと魅せられる場面もあり、
舞台のからくりに目をみはる場面あり、と、
今年も沢山、楽しませて頂きました。
そして今回の感想として、
例年より、より一層海外のお客様が増えているな、という印象があって、
たまたま横に居合わせたのが、
おそらく欧州からの父、母、お小さいお嬢さん!のご家族だったのですが、
そのお嬢さんが、きっと言葉はわからないながらも、
食い入る様に舞台に魅入っておられたのが、とても印象的でした。
幼い目にはこのショーはどんな風に映っているのだろうな、と
何かと気になって、観覧中もほんの少し注目していたら、
第三景の「源頼光土蜘蛛討」の幕,
名前の通り、頼光の土蜘蛛退治のお話なのですが、
舞台にリアルな大きな蜘蛛が登場したそのとき、
「スパイダー?スパイダー!!!???」
と、隣におられるお母様に必死に聞いておられたのが耳に入り、
他の場面より、その興奮度合いが格段にすごく(!)
やっぱりスパイダーって、
洋の東西問わずなんか特別な存在なんかな?と
妙に納得致しました(笑)
でも、この幕でのスパイダーは決して正義の味方ではないだけに、
お母様はどう説明されたものかな、と思ったりもしました。
、、と、ともあれ、今年も都をどり、楽しませて頂きました!
(特に私のお気に入りは、第七景の新口村の場面!魅せられました!)
30日まで開催されていますので、
皆様も是非に!