くりたのブログ
しらす。
登場し出しています、「釜揚げしらす」!
今年の初入荷は、紀州、和歌山県産。
木箱一面にびっしり詰められたしらすに、
思わず、おおっと声があがります。
よく見ると、どれも頭から尾までしっかりと形があって、
ぐいっと身体が曲がっています。
これこそが、上物であることの、証し。
新鮮なものを釜揚げしたものでないと、こうはならないんですよねー。
ところで、「しらす」と当たり前の様に書きましたが、
そもそも「しらす」って、
本来は、様々な魚の稚魚の総称、のことを表す語なのですが、
一般的には、「イワシ」の稚魚、を指し、
しらす=イワシの稚魚、というのが広く一般的な認識となっています。
写真のものもイワシのしらす、なんですー!
店ではこのしらす、
春の恒例!の「しらす御飯」としてお出し致します。
しらすと、これまたとある旬の食材を組み合わせた、
極めてシンプル、
それだけに、素材の味が非常に際立つ、
炊き込み御飯をお献立の最後にご用意しています。
(その、もう一つの食材については、また後日ご紹介しますね!)
噛む毎に口の中にじわりじわりと広がる、旨味。
濃くて、かつ、優しい、美味しさ。
深いところからすうっときて、
それがずっと持続するような、心地良さ。
「お腹が一杯でも、
不思議な程にお箸が進んでしまいますねー!」
と皆様口々に仰います。
これぞ、自然の旨味!なんですよね。
このじわっと感じる美味しさ、
舌が、身体が、喜ぶようなお味って、
化学的な旨味からは、決して得ることができません。
しらす御飯、これからしばらく登場予定です。
ほんものの旨味、です。
皆様、是非に!