くりたのブログ
鷹峯。
お写真、鷹峯とうがらし、です。
京都のとうがらし、といえば、
まず万願寺!の名があがるかと思うのですが、
それ以外にも、伏見甘長とうがらし、田中とうがらし、山科とうがらし、等々、、、
実は色んな種類があって、
シーズンであるこの夏の時期には、
とっかえ引っ替え、市場には色んな種類の唐辛子が並びます。
と、夏が旬である、とはいいながら、最近は栽培が調節されたりして、
万願寺にしたって、割と通年見かけるようになったりはしているんですけれど、
この鷹峯とうがらしに関しては、栽培数も少ないせいか、
夏場のみに出回っている品種、であると言えるかもしれません。
鷹峯とうがらし、
種類としては比較的新しく、
昭和に入ってから、北区の鷹峯辺りで栽培され始めた
唐辛子なのだそうです。
(参考『歳時記 京の伝統野菜と旬野菜』 高嶋四郎 編著 トンボ出版 )
例えば、ということで、
万願寺とうがらしと見た目を比べてみると。
左が鷹峯、右が万願寺。
大きさとしては、ちょっと小ぶり、そして少し肉厚、
伏見甘長とうからしよりは、質感、味共にしっかりしていて、
万願寺よりは、質感、味共に少し繊細!(これあくまで主観ですが!)
というのが、鷹峯とうがらしの特徴です。
焼き浸しにしても美味しいし、煮炊きもの、揚げ物にも、使えます。
辛味も少なくくせもないので、色々と使い勝手の良い、唐辛子、なんです。
一口にとうがらし、といっても、
それぞれに微妙に味わいに違いがあって、
その特徴を活かしつつ、色々と料理をする、手を加えてみる、というのは、
とても楽しい作業でもありますー。