くりたのブログ
鳥貝
夜になって降り始めている、京都です。
気がつけばもう6月も後半戦、
体感としてはまだ始まったばかり、という感じなのですが、
今日は21日、夏至。暦の上では下旬、なんですよねー。
あっと言う間にあと10日程、という現実は少々受け入れ難くもありますが、
なんとなく焦りつつ、やり残したことなど思い返してみると、、、
そうそう、ホタル!
高瀬川のホタル、実は今年はあまり観ること出来ませんでした、、、。
5月末頃より毎日帰り際にチェックはしていたのですが、
結局今年見かけた光は、4、5つ、ぐらい。
去年は6月の1週目の時点で、
すでに乱舞の様子が見られていただけに、(→ブログでも何度御紹介したことか・・・。)
今年のこの少なさは、何故なのか!?
実はもっと早い時期に飛んでいたのか、どうなのか。
五条よりももう少し下がった七条辺りでは、目撃情報もあったりしたので、
みられなかったのは四条〜五条界隈だけのこと、なのかもしれないのですが、、、。
兎に角、今年は蛍火みられず、少し残念でした。
聞けば、哲学の道のホタルも年々減少傾向にあるとか?
ホタルが毎年みられるような環境づくり、心掛けていきたいですよねー。
さて、 殻表面に起毛のある無数の筋があって、
ころんと丸い印象の、この貝。
お写真、「鳥貝」です!
鳥貝と言えば、むき身にした状態のものは、
スーパー、あるいはお寿司屋さん等でよく見かけることはありながら、
殻付きの活きた状態のものって、
穫れるエリアの方々以外は、なかなか見る機会が少ないのでは?と思います。
見た通りの2枚貝、で、
写真のものは、三重県鳥羽産、大きさは10センチ弱。
中身を見ると、こんな風。
食用とする見慣れた黒い部分が見えますが、
なんと実はこれ「足」なんだそう!
鳥貝の名は、この足が鳥のクチバシの形に似ているから、とか、
あるいは、食感が鶏に似ているから、など、
いわれには諸説あるようです。
殻から手際良く外して、
足部分をささっと開いて、
すかさず、 湯引き、そして、冷水へ。
この一連の作業、丁寧に行わないと、
鳥貝独特の黒い表面がすぐに取れてしまうので、
開くときには、ラップやガラス、あるいはホイルなど、
つるっとしたものの上で作業をする、というのが鉄則です。
(大将はアルミホイル派、なんやそうですー)
かつ、素早く作業を進めること。
実は鳥貝、鮮度が非常に落ちやすい貝なので、
それが、市場では開いて湯引きしたもののパック詰め
のものばかりが出回っている、
という理由でもあるんですー。
鮮度が良いので、
パンとまな板にたたきつけると、
身がぎゅいん、と面白いほどによじれます。
身は分厚く、見た目も美しいーー!
口にいれると、さぞかし美味しいことだろう、
食感だって、きっと、、、、、、
と想像を掻き立てられる、この艶!ですよね。
そうなんです、味は言うまでもなく、美味!
こりっとしそうでしょ?こりっとしますよ(笑!)
貝好きさんには、たまらない一品、ですよねー!
鳥貝、これから日により登場致します。
(入荷状況、御予算により、お出し出来ない場合もございます)
皆様、特に貝好きの皆様、是非にー!