くりたのブログ
つるりん。
今日は15日、京都は「葵祭」でした。
時折小雨がぱらつく場面もあったそうですが、
「下鴨神社をゆく行列、本当に「雅」でした!」と、
見に行かれたお客様、口々に仰っていました。
豪華で艶やかな装束の色が、新緑に映えたことでしょうねー!
毎年のことなんですが、この葵祭が過ぎると、
いよいよ気分は完全に「初夏」に切り替わる心地がします。
すでにここ数日、「30℃超え!」とか、「熱中症に注意!」とかいう言葉が
飛び交っている現実があって、
「ええっっ、、、もう!?」と、その事実を認めたく無い感じではあったのですが、
もうお祭りも過ぎて5月も半ば、ですものね、
そろそろ暑いのやら、じめっとするのやら、
来るべき日のための覚悟をしようと思います(笑!)
にしても、もう少し、5月らしい気候、
味わいたいところ、ですよねー。
さて、そんな中。
初夏らしい、こんなもの、そろそろ登場し出しています。
ジュンサイ、です!
写真のものは広島産の手摘みのもの。
機械取ではなく、丁寧に一つ一つ、人の手で採取されているもの、なんですー。
ジュンサイは、
スイレンなどと同じく池や沼で葉を水に浮かべ生育する水生植物の一つなのですが、
春から夏にかけて茎の先から出る「新芽」の部分が、
ゼリー状の透明な粘液で覆われる、という構造をしており、
そこがいわゆる食用とされる部分、なのです。
ジュンサイの魅力と言えば、断然、その 「食感」。
この「つるりん」としたゼリー、そして包まれた若芽の優しい歯応え、
この食感、他の何物とも代用し難いように思います。
あるようで、無い、するっと喉の奥に流れるこの、感じ。
つるん、ぷるん、の喉越しは、ジュンサイならでは、ですよね。
店ではちょっとコクのある他食材と組み合わせ、
するっとお召し上がり頂くのですが、
このマッチングがまた、良いのです!
(どんな組み合わせなのかは、御来店後のお楽しみに!)
これぞ初夏の味覚。
たまらん、ですー。
ジュンサイ、これからしばらくお献立に登場予定です。
(入荷状況、又は御予算によりお出し出来ない場合もあります)
皆様、是非にー!