くりたのブログ
ぼちぼち。
雨予報ながら、さほど降らず、の一日だった京都です。
鴨川沿い、高瀬川沿いの木々は日に日に紅くなっています。
ただ、まだ名所と言われる場所の紅葉情報は、耳に届かず。
今日聞いたのは、
南禅寺界隈もまだ「ぼちぼち」といった色付きである、ということ。
やっぱり今年の京都の紅葉は少し遅め、です。
今週には第一報、聞こえてくるとは思うのですが。
私もどこぞへ紅葉狩りに出掛けようと、目下画策中。
また紅葉情報、レポートしますね。
さて、今日は。
先日書きかけていた、 正倉院展の話。
いよいよ明日11日(月)で会期も終わり、の正倉院展。
毎年秋、2週間と少しの間のみ催される、奈良国立博物館の特別展、です。
期間中、店へ御来店のお客様の中にもそれ目当ての方々、が結構おられ、
すでに観に行かれた方とは、しばし正倉院談義!で盛り上がったりしました。
私もそうですが、ファンの方が本当に多いんですよねー。
何が魅力なのかと言えば、
当時の人々の手による 工芸品の技術の高さ、美しさ。
まさに、「宝物」!
それが間近に見られること。
遺物の中には国産のものもあり、遠くシルクロードを辿って
伝えられている物も数多くあるのですが、
これだけ精巧で緻密で繊細で美しいもの、を、
作り上げられるだけのその時代の人々の優れた技術力!
それを観られるのが、なんとも言えん魅力、なんですよねー。
そして、やはりその宝物が、 現代にまで大切に保存され続けている、という点。
今回の出品物の中に、
宝物のための収納容器である「古櫃」(=こき。杉の箱、櫃。)も
数点展示されていたのですが、
その中に徳川家康が造らせた、という銘が残るものもあって。
奈良時代から、現代まで、ずっと受け継がれ守られてきているということは、
当然、その間の時代、家康の時代、なども経てきているわけで、
そんな当たり前のことに、ハッとしたり。
歴史のすごさ、守り続けてこられていることの偉大さに、気づかされます。
なんかね、いつだって新鮮な驚きを与えてくれるんですよねー。
と、魅力いっぱい、今年も沢山楽しませてくれた正倉院展、
2013年の会期は 明日11日(月)まで、です!
最終日だけあって混むかもしれませんねー。
でも、素晴らしいですよ、是非!
さて、最後に余談ですが、お約束の鹿のこと。
何度だって言いますが(!)、
私小さき頃、鹿とはいろいろありまして(笑)
鹿が少々苦手であります。
でも、それもここ数年秋の恒例正倉院展に伴う奈良訪問で、鹿に接するにつけ、
ようやく、ようやく慣れて参ったという次第。
で、今年はもう一歩距離縮めようと、
触れ合いを試みてみた。
お近づきを試みるものの、
若干の強面な感じに少々びびっていたら、
持ってる鞄の中を襲撃されそうになり、
「ぎゃああああっっっっっっーーーーっっ!」
と声を上げるうち、
去って行かれました。
残念っ。惜しいっ。
その距離あと十数センチ。
お近づきは難しおす。
また来年挑戦どす。