くりたのブログ
半夏生。
7月です!
京都では祇園祭がいよいよ開幕、
昨日は、吉符入り、そして今日はくじ取り式、と、
お祭りの行事のニュースを次々と耳にするようになってきています。
くじ取り式とは、
山鉾巡行の際の順番を決めるため、
毎年市役所で行われている伝統行事、なのですが、
くじの結果の今年の山一番は、
去年に引き続き、郭巨(かっきょ)山だったらしい!
この2年連続の山一番、というのはなんと37年ぶり、のことなんやそう。
37年、ということ聞いただけでも、長いなー、と思うんですが、
ニュースによれば、このくじ取り式が最初に行われたのは
西暦1500年(明応9年=室町時代)のことだそうで、
なんだか歴史を感じずにはいられませんね。
しかも、そもそも祇園祭の起源と言えば、
一説によれば869年(貞観年代=平安時代)、ということですから、
これはほんまに驚愕、です。
途中、戦争もあって中断の時期もあるとはいえ、
ずっと守り、受け継がれてきている、という事実には、
本当に素晴らしいことだなあ、とあらためて感じ入りますー。
さて、そんな今日は7月2日、
夏至から数えて11日目、
雑節では、この日(及びこの後7日頃まで)を「半夏生」と呼びます。
この半夏生、ちょうど梅雨の時期にあたり、
例えばお米など、農作物を育てるにおいては
一つの目安となる区切りのタイミングであることから、
この時期ならではの風習、習慣が、各地に存在するんだそうです。
で、関西では?と言えば、が下のお写真。
何やらわからない、物体。
赤いネットの中でうごめいています。
出てくるのは、、、
蛸!ですー。
今シーズン、ブログには2度目の登場!
の下津井の天然蛸ですが、
写真のもの、当然まだ生きています!
「わああっっっっつ!!、
ひっつくぅっっっっっっっうううう!」
という叫び声など聞こえつつ、
それでも大将の手によりさばかれていく、
タコ、なのですが、
もちろんその吸引力たるや!
まな板にもくっつくし、はがれへんし、
力、いるし!!!
それはもう、格闘!であります。
それで、なぜ半夏生にタコなのか?なんですが、
蛸が地面にぴたっとはりついて離れない、様子から
作物がしっかり地に根付くように!ということを
祈願して、この時期に蛸を食べよう!というのが、
関西地方での習わしである、ということなのです。
確かに、その願掛けにはもってこいの、食材、ですよねー(笑!)
蛸、引き続き柔らか煮としてお献立に登場しています。
今が一番旬!の麦わら蛸、栄養価もたっぷり、美味ですー。
そんなこんなの7月、スタートしていますよー!