くりたのブログ
梅仕事。
6月も半ばに入って、
ようやく梅雨らしい一日となった、今日の京都、
激しい降り、は昼間の一時だったものの、
一雨降って、空気がちょっと入れ替わって、
昨日までの夏さながらの暑さにやっとこさ小休止、といった風。
早くもバテ気味の身体が、少し形勢立て直したような感のある、
6月の折り返し、の今日15日でした。
お写真は、梅です。
毎年恒例の梅仕事、
今年も美味しい梅干しを作るべく、仕込み作業開始!です。
「今年は、赤いのん(=赤紫蘇で赤く漬けるタイプ)と、
無地のん(=色をつけずに漬けるタイプ)、2種類漬けるでえー」と、大将。
作業開始前、材料の梅がどんっと置かれた厨房は、
何とも言えん、甘酸っぱくてフルーティな香りに満たされます。
梅の実って、ほんまにええ香り、ですよねー。
鼻の奥まで吸い込んでも、どこまでも心地よくって、
リフレッシュ効果、抜群!ですー。
さて、梅干し作り。
もちろん美味しい梅干しを漬ける、ことが
大事なのはさるとことながら、
漬け込みの過程で出る、「生酢」(=きず。漬けた梅から上がる上澄みの液)を取る、
というのが、実はとても重要なのです。
この生酢、とにかく調味料として万能!
何かと使い勝手がよく、色々と使える上に、保存がきく、ので、
定番、常備必須の調味料として、重要なアイテム、なのです。
なので、まずはこれを大切に採取する、というのが、
「梅干し作りの過程の中での第一ミッション!」(=大将)なのであります。
まずは、ヘタ、軸をきちんと掃除して、水に浸けてアク取って。
いよいよ漬け込み作業開始!です。
今年も美味しい梅干し、出来ますようにー。
毎年思うんですけれど、
梅を水に漬けたとき、
実の周囲の起毛のためなのか、
梅の表面が光る、というのか、
透き通ったような感じになります。
この現象が不思議で、
毎回、じいっと観察してしまいます。
なんでか、心惹かれます(笑)