くりたのブログ

弥生朔日。

3月です!
全国各地、
「春一番」が吹いた地域も多かった、
今日、3月1日です。
ラジオのニュースから、関東、中四国、九州などで、
春一番が吹いた!との情報が流れてきていたのですが、
あれ?どうも、関西は、まだ、の様子ですね。
今日の京都、
一日ぐずぐずの雨模様、で、あんまり外には出なかったのですが、
結構きつい風が吹いてた気がするんですけれど、
あれは、春一番とちごたんかな?
どの風が春一番で、どれが違うんか、今ひとつ解っておりませんが(!)
この、「春一番!」の語感、いよいよ春なんやなあ、と、
そこまで来てる春の到来、を、しっかり意識させてくれますね。
とはいいながら、春一番の後は、お天気が冬型に戻ることが多い、とのこと、
確かに明日は各地、荒れ模様のお天気のところが多いようです。
ちょっと進んでは、ちょっと戻る。
こんなんやから余計に、待ち遠しさは募るし、
季節、というものを実感できるのかもしれませんね!
なんしか、春、もうすぐです。


さて、食材としての
、は、
ひきつづきどんどん登場しだしております。
弥生朔日の今日は、春、ならでは、のこんなもの。

蕨(ワラビ)です!
春の山菜の代表格、ワラビ。
写真のものは、
奈良県吉野のもの。
この薄い黄緑と、ピンクの色合い、
そしてぷくっとして活き活きとした茎の質感、
まさに、春!ですー!
春にぐっと地面から出る生命のもつものなのか、
ぱっと見た感じも、実にエネルギーを感じます。

まずは、下処理。
ワラビには細かい産毛が沢山ついているのですが、
これを丁寧に(大将が)手で取り除きます。
(実はこの作業が、ちょいと手間、なんであります。
指先も真っ黒になりますしねー。
皮膚の弱い人には辛い作業なん
であります。)

その後、アク抜き。
市場で手に入れる際には大抵付いているのですが、
木灰(写真、箱の上部の小袋!)をワラビにまぶし、
その上から熱湯をかけ、一晩放置。
(その時、発色をよくするため、銅線を入れたりします!)
そして、水を数度替え、下ごしらえ終了。
あとは、茹でて、出汁をしませて、
八寸に使ったり、炊き合わせに使ったり。
する訳なんであります。

ワラビ、一度に沢山食べたい!というものではないんですけれど、
ほんのちょっとあるだけで、
あ、春、やな!
と思わせてくれる、食材ですね。
口に含むと、山菜らしい歯ごたえ、
そしてかすかな苦み、香りが、
鼻からふうっと抜ける、感じ。
今の季節にこそ、の食感、お味、なんですよねー。

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