くりたのブログ
白魚。
「週末は、全国的に寒波にみまわれ、・・・」
というラジオからの声を昼に耳にしてから、
すっかり身が縮こまってしまっている、今日の夜の私です(笑)
寒くなりますよ、と言われると、よけいに身構えますねー。
ともあれ、明日は全国的に寒さがぶり返すとのこと。
週末に京都へ、とお考えの皆様、
(冬の特別拝観等、今の時期にだけ見られる宝物等沢山ありますしね!)
京都、とりわけ神社、お寺は、寒いっ!ですので、
足元の防寒はしっかりなさった上、お越し下さいね。
今の時期は、寒いだけあって観光客の方の数も比較的少なく、
寺社仏閣をゆっくりじっくり参拝、拝観するには
うってつけの時期ではあるのですけれど、(私も今の時期の寺社巡りが、実は一番好きですー。)
何しろ、寒いっ!ほぼ吹きっさらしの板敷きの床の冷え具合は、
なかなかに、堪えますので、
寒がりさんは、どうぞしっかりご準備の上、お出掛け下さいませー。
さて、そんな気候とはうらはらに。
食材の中には、春を告げるこんなお魚、登場し出しております。
シラウオですー!
サケ目シラウオ科の魚、写真のものは体長8センチ程で、島根県宍道湖産、です。
シラウオが出だすと、
ああ、春ももうすぐなんやんなあ、と、
体の春スイッチが完全にオン!になります。
店では味醂で炊いたものを八寸の中のお一品
としてお出しすることが多いのですが、
この、ほのかで上品な旨味、そして甘味、
このさらっとさり気ない旨さ、が、
春、なんやなあ!!!と、毎年、思います。
まさに、春ならでは、なんやなあ、と。
今の季節、気分に、ぴったりくるんですよね。
旬と、季節の感覚、って、よおできてるなあ、
と思う、春の食材、シラウオです!
これからしばらく、御献立に登場予定です。
皆様、是非にー。
ところで、このシラウオ、漢字で書くと白魚、なのですが、
似た魚で、シロウオ(漢字で素魚)というのがおり、
姿形も似ているがゆえ、両者はよく混同されるんです。
これ実は、よくお客様からご質問を頂く点でもあり。
シロウオはハゼ科のお魚で、よく踊り食いなどにされるもので、
種類としては全く違うお魚なのですが、
姿、料理法、漁獲の時期が似ている、ということがあって、
何かと間違えられやすいお魚なのです。
両者の違いと言えば、そもそも科が違う!ということ以外には、
シラウオ(白魚)はサケ科の魚なので、
尾びれの後に脂ビレがある、というのが、よく言われるところ、で、
「持っててあげるから、証拠の写真撮ったらええ!」
と、大将が持ってくれた所を撮ったのが上のお写真、なのですが、
あれ?撮ってはみたもののあんまりよおわからんーーっ。(大将、スミマセンっっ!)
元々が小さいお魚なので、ヒレの存在すら示すこと難しいんですよねー(笑!)
いつかシラウオとシロウオ、同時に入荷出来たあかつきには、
またブログにバチッと両者の違いを書きたいと思いますー。