くりたのブログ
久々の。
お写真、何の肉に見えますでしょうか?
なんと、鯨!
ナガスクジラの、尾の身(=尾の付け根の上部分の霜降り肉の部分)です。
滅多に無いこと、なのですが、
和歌山から、フレッシュ(=生)の状態で入荷致しました。
珍しいですよねー!
尾の身といえば、最高級の部位!なので、
もちろん、お造りとして現在お出ししているのですが、
これが、やはり、美味しい!
実は私、はじっこをちょっとだけ試食させてもらったんですが、
脂がのっていて、コクがあって、旨味もあって、
でも、しつこさは無い!
実は、もっとクセがあるのかな?という予想をしていたのですが、
そんな思いは見事に裏切られる!、というお味。
クドさなし、バランス良し、の、美味!なのです。
唸る旨さ!ですー。
「クジラ、かあ。懐かしいなあー!
昔、給食によお出て来たなあ、っていう、思い出が蘇るんやけど(苦笑!)、
でも、これは、美味しいなあ!!!!!」
と、思い出を覆す美味しさ!とのお言葉も、よく聞こえてきています。
また、クジラは初めて、という方も、
美味しいものなのですねー、と、初の出会いに喜んで下さっていたり。
色んな思いでもって、お召し上がり頂いている、
久々入荷!の尾の身ですが、
あとしばらく、御献立に登場予定でございます!
(今後の入荷状況、及び御予算によります!)
皆様、是非にー。
昨今色んな諸事情あって、
口にする機会は本当に少なくなっているクジラですが、
ここで、ひとつ「クジラあるある」(笑)
「クジラが給食に出ていたか否か」ということについては、
よく話題に上るところ、ですよね。
もちろん、地域性に寄るところも大きいし、
聞き取り調査によると、
頻繁に登場していた世代、及びそうでない世代、が
あるようなないような、で、
一概には言い切れない、とは思うものの、
この話題になると、なんとはなしに、
「給食に出てたクジラカツが、結構好物であった」ということ、
なかなか言い出せずにいる自分がいます(笑)
でも、美味しかったやんなあっっ!、クジラカツ!という
連帯意識のようなものも、心のどこかで欲していたりもして、
クジラが登場すると、
いつだってなんか心落ち着かない感じになったりするんですよねー。
ちなみに私が好きだったのは、カレー風味のクジラカツ!
(クジラ給食世代としては後期世代やと思います(笑))
給食の献立の中では楽しみでした−。