くりたのブログ
引き続き、御予約状況など。
予報で言われていた雨もさほどでもなく、
町なか、予想通りの賑わいを見せていた3連休初日の京都です。
朝から、京都の紅葉情報が色んな番組で流れたりしていましたから、
名所といわれる場所の混み様は、そら大変やったことと思います。
でも、今年はそんな混雑を我慢!してでも、
ああ、見に行って良かった、と思える年かもしれません。
御来店のお客様で、紅葉を観に行かれた方々、
皆さんまず仰るのは、「キレイでした!」という言葉。
「まずまず」、とか、「ところどころ」、の言葉が多かった
昨年、一昨年とはえらい違い!
やっぱり今年は良いんですよねー。
私も今シーズン、せめてあともう一回!は、
時間を作ってどこか観に出掛けたいと思っています。
そうそう、今日の新たな紅葉情報と言えば、
大徳寺のあたりも、今まさに見頃なんだそうです。
黄梅院、総見院などの特別拝観もあるようなので、行ってみたい!ですよねー。
そしてそして、明日以降の店の御予約状況についても、少し。
明後日25日(日)の夜はすでに満席、となりましたが、
明日24日(土)については、まだお席に余裕がございます。
秋らしい旬の食材、沢山ご用意し、
京都の秋をお楽しみ頂けるように致しますので、
皆様是非ぜひ、くりたへお越し下さい!
御予約、お待ちしておりますー。
さて、今日は久しぶりに、
今、御献立に登場中!の旬の食材のご紹介を。
お写真、「海老芋」です!
秋から冬にかけて使う事の多い、
この時期の京野菜の代表格!です。
これと、「棒ダラ」の炊き合わせは、
冬、お正月の京都のお料理としては
定番中の定番、で、とても有名なんであります。
(そのお料理、俗に言われる「名称」があるんですが、
実はその名前、登録商標だとのことで、こういった場所で
記すこと出来ないんです!!!一般の家庭の会話なんかでの使用は、
勿論問題ないのですけれど・・・。
兎に角、「いもとぼうだらの炊き合わせ」のこと、です。
想像しとくれやす!)
品種としてはサトイモの一種なのですが、
海老のように、皮に縞模様があって、くねっと曲がっている事から、
この名がついた、と言われています。
この海老芋も発祥は古く、起源は江戸時代にまで遡るという、
とても歴史ある、お芋なのです!
実はこの特徴である「曲がり」を出すの、結構難しいらしく、
栽培の過程で、親芋と子芋の間に
数回に分け土を入れる、「土寄せ」という作業を何度も行う事により、
できるものなんだそう。
相当な技術、丁寧な作業が重ねられることにより、
あの美味しい美味しい、海老芋が出来上がるんだということなんです。
そして栽培には、肥沃で適度に湿度のある土地が適しており、
京都が発祥のお野菜ではありながら、
現在産地としては、
東では、静岡の磐田、
西では、大阪の富田林のあたり、が有名で、
店では、富田林の板持産のものを主に使っています。
海老芋、たかがお芋、であるかと言えばそうではなく!
そのねっとり感、きめの細かさ、じんわりくる甘味、
そして、とろけるような、味わい。
一度食べたら、その美味しさの虜になってしまうという、そんなお芋なのです。
店でも、この海老芋の登場を心待ちにしておられる方の
多いことと言ったら!
皆さんの心をわしづかみにする、
それほどに美味しい、パワーのあるお芋なのです。
一度出会ってしまったら、忘れられないお味になること、間違いなし。
海老芋、まだしばらくお献立に登場致しますよー!
皆様、是非ー!