くりたのブログ
菊かぶら。
朝晩、随分と涼しくなって来ましたね。
つい今しがた、お客様をお見送りした際にも、
高瀬川の方から涼しい風、と、コオロギの音!
「気持ちええ夜やなあ」なんて言葉が自然と出る、
心地の良い夜をむかえている、京都です。
昼間の暑さだって、ようやく、ようやく、
やり過ごせる程度にまではなってますよね。
やっとこさ、の凌ぎ易い季節の到来。
とはいえ、この温度差、寒暖差が
身体には少々応えたりして。
一番体調を崩しがちな気候である様な気もします。
気を引き締め頑張りたいと思う、
今日この頃なのです!
秋の訪れを感じる、そんな中、
初秋のお野菜の代表とも言える 「小蕪」、
すでに御献立に登場しております。
お客様の来店前に菊の形に(大将が)飾り切りをして、
来店時間に合わせ、(大将が!)炊き始めます。
出来上がるのはもちろん、
定番、ふろふき蕪。
お昆布と一緒に、ちょうどの加減に炊いた小蕪に、
柚子味噌をとろっとかけて。
「ほんのり」と熱いもんを、上がって頂きます。
この、熱々ではなく、ほんのり熱い感じと、
黄柚子と味噌の爽やかでコクのある風味。
そして、一つ一つ丁寧に細工した、菊花の形。
すべてが、秋の初めの今、にぴったりくるように。
まさに、初秋の今の時期に照準を合わせた、お料理なんです!
ふろふき蕪、
これからしばらく、御献立に登場致します。
皆様、是非ー!