くりたのブログ

春に一番よく使う、粉。

お米のような、これ。














でもよく見ると、米粒をさらに砕いた様な形。











道明寺粉!です。
もち米を水に浸してから蒸して、
その後乾燥し、それをさらに荒く挽いたもの
、であります。
粉、の名はあるものの、見た目「乾飯」のような感じで、
名前の由来は、大阪府藤井寺市の道明寺で最初に作られたから、
というところから来ているんだとか。
主に和菓子に使用し、ムチッとした粒の程よく残る独特な食感が特徴です。
家でおはぎなんかを手作り!される方には馴染みのある材料かもしれませんが、

「道明寺粉って、どんなものなんですか?」
というご質問は案外多くって、
意外と現物、正体を知られていない、という存在であるのかもしれません。

そして店では、この道明寺粉、
タイトル通り、春に一番よく使います。
何を作るのかといえば、ですが。
これはもう、言うまでもなく!!!




春といえば、の定番、
「桜餅」ですー!

(余談ですが、関西では道明寺粉を使った、この形のものを「桜餅」と言いますが、
関東方面では、これは
「道明寺」、(原材料そのままの名が付いているのですよね)と呼び、
桜餅、と言えば、クレープの様な薄く焼いた生地に餡を挟んだもの、を言うのですよね。
と解ったような事言いながら、実は私、関東の桜餅を今だ口にした事がありませんっ!
いつも関東の桜餅のお話を耳にはするものの、なぜか機会がなく、今だ出会えず。
関東の桜餅、私の中ではすっかり、憧れの存在となっています(!) )



桜餅、今の時期のお食事後のお茶請けです。
(勿論、大将手製!)
ほんのり、の
桜色。そして自家製ならではの、「ちょうど」の甘さ
葉の塩加減がこれまたええ塩梅!
甘味、美味しさを引き立てます。

まだまだ冷たい日もありますが、

お献立は、もう、春色です。
ポカポカ陽気が待ち遠しいっ!のですが、
実は気づかぬうちに、春、すぐそこまで来ているようです。
高瀬川沿いの桜の蕾、
少しずつですが、すでに膨らみ始めているんですよー!
楽しみですーっっ!

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京料理 くりた

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