随分、冷えています。
寒波到来もそのはず、足元からの冷気はただごとではないっ！です。
寒がりの私にとってはつらい日々のはずなのですが、
今はおせちの準備中、これだけ冷えると、ほっといたします。
これからどんどん仕込み作業は本格化していくのですが、
気温が高い＝食材への影響が大きい、ので、
暖房の類をつけないのは当然のこととして、
暖冬の年など、冷房をきかせながら作業をすることになります。
そういう意味では、今年はそんな必要はなさそう。
順調に、一同黙々と、夜なべ作業を続けております！

さて、今日はそんな準備作業の一つを。

ばらん、です。正式にはハラン、
お弁当、お寿司の折によく使われる、プラスチックシートの緑のギザギザの仕切り、
あれの元となるものですね。
本来の原型は、こんな葉っぱ状のもの。
これをちょうどいい幅にざくざく切って、
小刀で細工切りしたものを、おせちを詰める際の仕切りに使います。
口に直接入るものではなく、もちろん脇役といえばそうなのですが、
これもとても重要な作業の一つであります。
そして店では、この細工切りは私の仕事！
なかなか手間、時間のかかる作業ではあるのですが、
毎年こなすと愛着もわき（笑）、
今では「大変やけど好きな作業の一つ」となっています。
と、少々大げさかもしれませんが、
天然の手製バラン、
年の初め、おめでたいお重を美しく彩るための、
また、丹精こめたお品を引き立たせるための、
重要なアイテムなのです。


こんな風に、小刀でギザギザにカットします。
よく見ればスゴイ、でも完全なる脇役！
なかなか注目をされる機会の少ない
アイテムかと思うので、
今日ここでちょっとでもご紹介出来て、
良かったです（笑）！