くりたのブログ
二分。
昨日のお客様情報によると、
嵐山の紅葉、現在「二分くらい」だそう。
やはり、例年よりも少し遅めでしょうか、
ただ、今日の京都、朝夕は随分冷えていますので、
これから日に日に、色付いていくことでしょうね。楽しみです!
今年も合間をねらって、見に出掛けたいと思っています。
その様子は、またレポートしますねー。
さて、今年もでてきています、
青味大根(あおみだいこん)。
寸の短い細身のお大根、
地上にでる首の部分が青(緑)くて、くねっと曲がっているのが特徴です。
緑色の部分が濃い方がええ、とか、
曲がり具合が強い程値打ちがある、とよく言われます。
店では、昆布と一緒に漬けるのですが、
美味しいんですよね、このちょっとの辛み、甘味、大根ならではの食感。
昆布の旨味と合わさって、素朴だけど、ほっとするお味になります。
お皿の中で、主役として扱われることは少ない食材かもしれませんが、
この種類の「美味しさ」、この「味わい」は無いと非常に困る!
ほっとさせてくれる安心感が、強みででもあります。
と、言いながら、
以前のブログにも書きましたが青味大根、江戸時代が発祥の起源だと言われるお大根で、
古くは祝儀用として欠かせない食材であり、
献上品として非常に珍重された時代もある、というお大根なのです。
今でこそ、主役ではない、などと書きましたけれど、
実は、主役(級)の時代を築いた歴史もある!という青味大根、
素朴でありながら、実は意外と気になる存在なのですっ!