くりたのブログ
雷干し。
びよーんとのびる、これ。元は何かと言えば。
朝瓜(あさうり)です!
ところにより白瓜の名で呼ばれる事も
あるようですが、
京都では朝瓜、緑のみずみずしい、夏野菜です。
店ではこの朝瓜を、タイトルの 「雷干し」にいたします。
雷干し、聞き慣れない言葉ですが、
まず、朝瓜の真ん中をくりぬいて種を出し、
先の写真の通り、螺旋状に包丁を入れ、
びよーんとスパイラルの状態にします。
その後しばらく塩水につけた後、
一日程竿などにつって、天日干し。
適度に乾燥したら、細かく切って、味をからませて、完成!
色んな味付けが出来ますが、
店では甘酢に漬け、鰹節をちょっとかけて頂きます。
食感がコリッ、カリッと面白く、
ほどよい酸味と、鰹節の旨味が、美味なのです!
雷干しの名前の由来は、
干している時の様子が雷に似ているから、あるいは、
食した時に歯応えがあって、ばりっと雷鳴に似た音がする、
ということからきているようです。
ここ数日のフライング気味の蒸し暑さに、
身体は少々参り気味!(まだ6月なのにぃっ(泣))
でも、ダラっとばかりはしていられません、
晴天を好機に、朝から朝瓜を干しました。
抜群の雷干し日和、
半日もしないうちに、カラッカラに!いい具合に干し上がりました。
甘酢の酸味でさっぱりと。
これからの季節、心地よい酸味は身体をリフレッシュさせてくれますね。