くりたのブログ
鰻豆腐。
くりたの春の定番、鰻豆腐(うどうふ)の仕込み中です。
元々は、「半助豆腐」とも言われ、
鰻を蒲焼きにしたときに、最後に切り落とす頭の部分(これを関西では半助といいます)と、
焼き豆腐を酒、醤油、味醂と一緒にことこと炊く、
関西の家庭料理、ないしは料理屋の丁稚さんの賄い料理の一つなのです。
この鰻と焼き豆腐のマッチングがあまりに素晴らしいので、
御献立の一つとして独り立ち出来るよう、
鰻も半助ではなく身の部分を使用して、昇華し出来上がったものが、
今、店でお出ししている「鰻豆腐」なのです。
これからじっくり、じっくり炊き上げます。
固めの豆腐に鰻のうま味が染み込んで、これがまた、美味しいんですよね。
うちの店ではこの鰻豆腐と新のエンドウをあわせるのがお決まりのスタイル!なので、
ちょうど今の時期の定番の御献立となっております。
新のエンドウの入ったあんをとろっとかけて、
山椒をひとふり。くりたの春の味です!
夜になって、また少し冷え込んできましたね。
朝まで厳しい寒さが続くとの事、被災地の方々、どうぞお気をつけ下さいますように。