くりたのブログ
祭のあと。
連日、パリの五輪の話題で賑わう、このところ。
意外と「観る派」、な店の面々、
完全に「にわか」ながら(!)、繰り広げられる色んな試合をみては、
熱き闘いに、心をもっていかれています。
そんな盛り上がりの中、今日は7月も末日、
1ヶ月の間、日々なにかしらの行事ごとが続けられていた祇園祭も、
本日でもって、終了!
上写真は今年のちまき、色々。
頂いたもの(→いつも有難うございます!)や、求めにいったものを、
この祭り期間中、ずっと入り口の台の上にお飾りしておりましたが、
今日からは、玄関の戸の上の定位置へ—。
「蘇民将来子孫也」。これからまた1年間、店をお守り頂きますようにー。
そして、お祭りが終わっても、
引き続き、夏の主役なのは、これ。鱧、ですー!
落とし(=湯引きのことですね!)にして、梅肉でキリッと
お召し上がり頂くのが、夏の定番。
鱧って登場は夏だけなのですか?というご質問をよく頂くのですが、
実は、鱧自体は「秋鱧」として秋にも市場には出回っており、
土瓶蒸し等に入れたり、夏とはまた違う使い方をし、
時期としては夏だけのものではないのです。
でも、鱧の旨みを、梅の酸味と合わせながら、という、
定番ど真ん中のお召し上がり方、
これは夏だけ!のものなんですよねー。
すっきり、さっぱり。それでいて旨味は感じたい。
夏の暑い時だからこそ欲する、この感覚。
食滞気味でもこれだったら嬉しくて、
暑い時期の鱧の落としは、本当に理にかなったことだなあ、ということ、
毎夏、思います。
という訳で、8月も引き続き鱧はお献立に登場致します。
外せない、京の夏食材です。
皆様、是非にー!
目はぱっちり、
どことなく可愛い顔つきの
鱧なのですが、、、
口を開くと、そこには鋭い歯が!
海の中では結構凶暴らしく、
この歯で獲物を「喰む」ということから、鱧の名がきている、
という話もあるんですー!