くりたのブログ
土用の丑。
今日は土用の丑ですね!
一昨日の晩から、ずっーーっと大量のうなぎとの格闘を続けてきた一同、
先程やっと作業も一段落、やっとこさホッと一息ついております。
大量のうなぎとの格闘は、終わりのない(ように思える)ヌルヌルとの闘い。
まずは出刃で一匹ずつ、「ヒレを切る」という作業から始まります。
刃を立てて、左手では上手に骨抜きなんかも使いながら、
キリキリっ、、、と音をさせながら、ヒレを切ります。
まな板の上でも、敵はヌルッとポジションを変えてきますので、
そこはうまいことしっかり押さえつつ、丁寧に取り去ります。
ヒレが残ると食感が悪くなるので、
ここは慎重に、かつ正確に、しかもなるだけ手早く進めます。
続いては、「串打ち」作業。
「皮と身の間」の絶妙な所に、串を打つのですがこれがまたヌルッと難しい!
ちょうどの所に打たないと、焼いた時に身が反ったりしてしまうので、
ここも至極丁寧に打ち続けます。
でも、支えようとしても滑って動いて、本当に難儀します。
私:ヌルヌルしますね、、、。
大将:うなぎやからな!
私:まな板の上でつるつる滑るんですよね、、、。
大将:それがうなぎやからな!はい、早く手を動かーーす!!!
と、毎年おんなじ会話を繰り返しながら、作業に没頭いたします。
大将は、「慣れの問題だ」と言うのですが、
何年やっても、これがなかなかスピードアップできません。
(私が1匹のヌルヌルと格闘する間に、大将は2匹位なんなくやり過ごす、と言う具合です)
でも、不思議とこの作業、嫌いではないんですよねーー。
(ただ、土用の丑の後しばらくは、もう勘弁!という気になっていることは大将には内緒です)
そして、下準備を経て、いよいよ焼き作業へ。
じっくり仕込んだタレをかけながら、大将が丁寧に焼き上げます。
関西風なので、一尾丸々直焼きにするんですね。
皮目はパリッと香ばしく、身は遠火で火を入れ柔らかく仕上げます。
関西風ならではの歯応え、食感、風味がいいんですよねー!
、、と、この一連のうなぎ仕事、
段階を追って途中経過を写真に撮れたら良かったのですが、
闘いに集中するがあまり、そこまで手が回らず!
(袋いっぱいの大量のうなぎの写真もどうなんかな、と多少躊躇もあったり。)
ともあれ、今年も美味しいのん、焼き上げることが出来ました。
皆様も、今日はうなぎを召し上がっておられますか?
しっかり食してスタミナ、滋養をつけて、元気にこの夏を乗り切りたいですよねー。
甘辛ダレを好みで少し追い足して、山椒をふりかけて。
たまりませーーーーん!!!