くりたのブログ
10月1日。
10月ですね!
今日から暖簾も麻から藍のものに衣替え、
入り口の雰囲気も変わって、店も心機一転!です。
と、いよいよ、秋本番!スタートーっ、のはずが、
今日は日中少々暑く、気温もまさかの30℃超え!
久しぶりに、夏の暑さを思い出すような、一日でした。
でも、夏の間は35℃以上が当たり前でしたもんねー。
それに比べれば、のはずなのですが、
今日の30℃は、結構堪えました・・・。
よお、あの夏の38℃の試練の連続の日々に
耐えられたもんやなあ、などと、
今更ながらに振り返ったりしている、神無月朔日の
チームくりた一同、です。
さて、お写真は、子持ち鮎!です。
実は鮎って、
冬の氷魚、春先の稚鮎、そして初夏の成魚の鮎、、、と、
季節により、その成長の度合いにより、様々な楽しみ方が出来る川魚、なのですが、
子(=卵)を抱いた鮎、子持ち鮎はまさに今がシーズン、です!
子持ち鮎、まず味わうべきは、卵の風味!
卵の旨味、食感、こそが、子持ち鮎の特徴、です。
子に栄養がいっている分、
身が少し淡白な感じになってしまうので、
料理法も、初夏と同じ塩焼き、ではなく、
その風味、全体としての味わいがより生きるような
方法をとることになります。
店では、塩焼きにしたものを、
出汁、おそうめんと合わせて、「鮎にゅうめん」に。
組み合わせとしては、いたってシンプルなのですが、
お出汁が鮎にからんで、
卵の旨味が引き立ち、また身の美味しさが引き出されるとともに、
塩焼きの鮎の御加減が出汁にうつって、
これまた何とも言えん、深い味わいになります。
子持ち鮎のにゅうめん、あとしばらくお献立に登場予定です。
(御予算により、また日により、お出し出来ないこともあります)
皆様、是非にー!
この、ちょっと焦げた卵の加減、
これがまた、たまらん!のですー!