くりたのブログ
秋味。
9月に入りましたねー。
月がかわって早々、荒れ模様の天気の続く京都、
今日も一日、不安定で、
雷雨の時間もあるかと思えば、
雨もあがって青空がのぞく時もあったりして。
なんとも「観光客泣かせ」の一日であった、と、
遠方からの御来店のお客様がおっしゃっていました。
でも、時折見える青空は、
どことなく、高くて澄んでいて、
それはもうすっかり秋の空の様相!で。
まだこれから暑い日もあることかとは思いますけれど、
もう、身体の中では「秋スイッチ」が入ってしまった感がありますよねー。
さて、御献立にも、
どんどん秋の食材が登場しだしています。
「こんなん、入ったでー!」と、大将がどんっと置いた木箱。
中にびしっと並んでいるのは、
「笹ガレイ」ですー!
島根県浜田産の、もちろん、新もの!
うっすらと子(=卵)が入っているのも見えますね。
笹ガレイ、地域により呼び名は違うようですが、
(標準和名はヤナギムシガレイ、と言うんやそうです。)
関西では、ササガレイ。
干物、一夜干しにしたものが、
とりわけ美味!で、特に珍重されます。
「干物の女王」との呼び声も高いこの笹ガレイ、
市場の中でも、当然(!)高級魚としての扱い、
なんですよー。
いっつも思うんですが、この笹ガレイ,
木の箱に並んでいる時点から、美しい!
これが女王の風格、と言うべきなのか!?
身はうっすら、透き通るかのようなピンク色、
そして、艶、ぷくっと脂をたたえた、質感。
焼いたら、どうなるんやろな、
もちろん、美味しいに違いないーっ!と、
木箱に入ってる時点から、美味しさを予見させる様な、
そんなオーラが漂っている気がします、
この笹カレイには!(笑)
そしてもちろん、味も美味。
店では、遠火で丁寧に焼いたもの、お出しするのですが、
これ、当然のことながら、間違いの無い美味しさです。
こんがり、と、香ばしく。
ちょうど、のタイミングで焼き上げたもの、
お出しするのですが、
これ、間違いの無い美味しさです。
(2回言うてますね(笑!))
脂ののった身、焦げ感、これが、美味。
エンガワの小骨の部分だって、
ここがまた、たまらん!のです。
ああ、秋、とうとう、来たなっ、来たなーっっ!、
という気になるんですよねー。
笹ガレイ、これからしばらく御献立に登場予定です。
皆様、是非にー!