くりたのブログ
無花果。
意外にも涼しい日の続いている、ここ数日。
8月中に、こんな日がやって来るだなんて。
つい1週間前までは想像もつきませんでしたよねー。
まさか、このままスムーズに季節が移行する、ということは、
おそらく無いんだろうとは思いますが(←ないない、絶対に、ない(笑!))、
今も、お客様をお見送りしたあと
ふと耳をすますと、高瀬川脇の植え込みからは、虫の音が!
もう、そんな時期なんですよねー。
暑さの記憶がまだ鮮明なので、今ひとつ信じ難くもありますが、
秋、確実に近づいていますー!
さて、お写真は、イチジク、です!
漢字では「無花果」。
でも、花が無い訳ではなく、
じつは、果実の内面の赤いつぶつぶしたもの、
(=これぞイチジク!というべき食感を生み出しているあれ!です)こそが、
イチジクの花、で、
この漢字は、まるで外からは花が無い様に見える、
という所からきているらしい、です。
(余談ですが、この漢字の音から調理師業界ではイチジクを通称「ムカ」と呼ぶ事が多いらしく、
最初そのことを知らなかった私は、「冷蔵庫からムカ取って来て」と大将に頼まれた折、
糠(ヌカ)やろか!?あるいは烏賊(イカ)を聞き間違ってしもたんやろか!?と、
戸惑いまくったこと、今でもよお覚えています。(笑!))
写真のものは京都の城陽産。
ふっくらとして、艶があって、
なんとも甘い、いい香りがしています!
ですがこのイチジク、これをこのまま切って、
食後のフルーツとしてお出しするのではなく、
実はこれから少々手を加えて、
お料理のおひとしな、として、お出し致します!
くりたでは、これぞ夏の後半のお料理!の定番の一品。
組み合わせの妙!に驚きがありながら、
もちろん美味しくて、そして印象深くて。
これを毎年楽しみにされている方も多い、という、
イチジクの、お料理、なんです!
しかもこのイチジク、実は健胃、整腸作用の効能がある、
とも言われていますので、
夏の間にちょっと弱った胃腸、身体には、もってこい!の食材、でもあるんですよー。
イチジク、これからあとしばらく、
御献立に登場予定ですー!
皆様、是非にー。