くりたのブログ
正倉院展。
冷えてますっ!夜になって一段と冷えている、京都です。
今日は日中もいつになく冷たい風が吹いており、
久しぶりに昼夜ずっと肌寒さを感じる様な一日でした。
今日から11月ですもんね、
当然と言えば当然!の寒さ、です。
この冷えが続けば、きっと今年の紅葉は期待できるはず。
楽しみに、待ちたいと思いますー。
さて、昨日のことになりますが。
今年も行って参りました、第64回「正倉院展」。
正倉院展とは、
東大寺正倉院に納められている宝物の中から70件ほどを、
秋の曝涼(宝物の「虫干し」のこと)の時期にあわせて、
年に一度だけ、一般に公開してくれはる、という
奈良国立博物館の特別展です。
他の展覧会とは違い、全国を巡回したりはせず、
奈良博でのみ開催され、
しかも会期が17日間!と短いこともあって、
毎年、沢山の見学者を集めるという、特別展なのです。
私もここ数年、混んでいるのは覚悟で、
毎年楽しみに訪れています。
今年の目玉、としては、
まずは、歴史の資料集には必ず、必ず載っている、
「瑠璃坏」。コバルトブルーのガラスの杯です。
実際に見たのは初めてだったのですが、
深い透明感のある藍色、そして、斬新なデザイン!
美しく、神秘的で、圧巻でした。
ペルシャからシルクロードで運ばれたものが、
今ここに完全にきれいな形で存在しているのだから、
ほんまに素晴らしいことですよねー。
この瑠璃坏以外にも、
今回はガラス製品、玉類の出品が沢山あって、
会場では特に女性の方、魅入っておられる方が
多かったように思います。
やっぱり、ピカピカ光っている美しいものに
惹かれますね、女子は(笑)!私もうっとり、でした。
そしてその他にも、
聖武天皇愛用の琵琶、双六の台、象牙のサイコロ、
また、巻物を読むのに使った書見台等々、見所満載。
どれを見たって、保存状態も良く、今なお美しく、
圧倒的な輝きを放つものばかりなのに、
これらが1000年以上も前のものであるというのは、
本当に、本当に驚きです。
守り続けてきた人々の努力、歴史の尊さ、
感じずにはいられません!
「正倉院展」、開催は奈良国立博物館にて、
11月12日(月)まで、です。
天平時代の人々の息吹をしっかりと感じること出来ますよー!
皆様是非にー。
見学終わって、奈良公園を少し散策しました。
奈良も紅葉はまだ、といった風。
全体的にはどの木々も青葉がほとんどなのですが、
一部、紅く色付き始めている木もありました。
展覧会の会期の終わり頃には、
きっと様子も変わっていることでしょうね。楽しみ。
そして、今年も、
会ってきました、奈良と言えば!の「鹿」たち。
可愛いんですけれどねー、やはり今年も恐怖感は拭えず!
(何度も書いているんですが、昔、鹿に襲われて以来、
すっかりトラウマになっているのです。)
今回も、遠目から望遠レンズで写真におさめるにとどまり、
距離感縮めることはできませんでした(笑)
こんな可愛い感じのんもいるかと思えば、
時折、こんな悪い顔!を見せるのんもいたり!(恐)
この写真を撮った後、
案の定、この鹿、
せんべいを持っている人を目がけて、
突進しておりました。
目がわろてるようで笑ってないねんっ。
恐いよおおおおおおっっっ!!!