台風もなんとかやり過ごし、
只今、梅雨の中休み中、の京都です。
梅雨明けした所もあるようですが、
近畿地方は、明日またお天気が崩れるとのこと、
まだ後しばらく傘が手放せない日、続きそうですね。


さて、お献立には、夏の食材が続々登場、
お写真は、伏見甘長とうがらしです！
夏の京都のトウガラシと言えば、
万願寺唐辛子が有名ですが、
実はその他にも、色々と種類があって、
夏の間じゅうずっと、入れ替わり立ち替わり、
ほぼ絶え間なく、お献立の中に登場いたします。
きっと今シーズン中もブログでいくつか紹介する事になると思いますが、
今日はそんなトウガラシの中でも
夏の初めの早い時期に登場する、伏見甘長とうがらしです！

鮮やかな緑色に、細長い姿。
果肉は薄くて、もちろん、辛くはない！甘唐の一種です。
一説に、江戸時代から栽培されていたと言われており、
種としては古い歴史のあるトウガラシであります。
甘くて癖がなく、また、果肉が薄いので、
爽やかで優しい風味を楽しむことができます。
お味としては、
主張しすぎない、甘いトウガラシ、というイメージでしょうか、
前に出過ぎず、上手にお料理に馴染んでくれるので、
なかなか使い勝手が良い種なのです。
店でも少し前から使い始めているのですが、
伏見甘長が登場しだすと、
ああ、そろそろ夏やなあ、もう夏が来るなあ、
と思うんですよねー。
そんな初夏、まさに今の時期のトウガラシなのですー！