くりたのブログ
蛸。
そろそろ旬をむかえる、明石の蛸。
写真は、そんな明石の蛸の柔らか煮です!
辛さがちょっと勝った加減で、甘辛く煮てあります。
と、さらっと書くと、なんでも無い事のようなんですが、
この、「蛸を柔らかく煮る」という作業、
簡単なようで、実はちょっと難しいのです。
蛸って、火を入れると締まって固くなりがち、なのですが、
そこにはやはり、コツがあるんですよね。
大将いわく、
「まあ、コツというか、手間ひまというか。
丁寧に作業する、ってことに尽きる!」とのこと。
いかった状態(=活きた状態)で仕入れた蛸が、
大将の目が常に向けられている、という環境下(!)、
ほんまに柔らかーく、炊き上げられます。
勿論タコなので、適度な歯応えはあるのですが、
「あれ、こんなに柔らかく、炊けるん?」という、
柔らかさ、食感があって。
しかも、じわっとくる旨味、甘味が感じられて。
明石の蛸のもつ美味しさを、絶妙なバランスで楽しめます。
「蛸の柔らか煮」、これからしばらく八寸の中のお一品として登場します!